井 上 智 子
1 科目の概要
成人看護学の一部として3年次に,既習の病態および成人看護学の講義内容と関連づけて,成人期にあり,急性,慢性に経過する健康障害を有する人々に適用される看護の問題解決の思考過程および手技的技術を,患者体験を含めて段階的に修得する。
2 教育方針・教育目標
2年での学習を基礎に,上記内容を習得し,臨地実習が円滑に展開できるようにする。
3 教育内容
回数 |
項 目 |
講 義 内 容 |
担当者 |
1,2 |
看護過程概論 |
成人期にある患者を対象とした看護過程の具体的方法論について概説する。 |
井上智子 牛久保美津子 内堀真子 |
3〜7 |
看護過程演習 |
成人期にある事例を一つ取り上げ,グループワークを通して,看護診断・看護計画を立案する。 |
井上智子 牛久保美津子 早川映理 他 |
8,9 |
技術演習1 |
呼吸器に問題のある患者の援助技術として,気管切開管理,肺音聴取,胸背部打診法などを学習する。 |
井上智子 牛久保美津子 松下祥子 早川映理 他 |
10,11 |
技術演習2 |
呼吸器に問題のある患者の援助技術として,肺理学療法などを学習する。 |
井上智子 牛久保美津子 松下祥子 早川映理 他 |
12,13 |
技術演習3 |
輸液・輸血管理の方法について学習する。 |
井上智子 牛久保美津子 渡辺 恵 松下祥子 他 |
14,15 |
技術演習4 |
創傷管理,ドレナージ管理について学習する。 |
井上智子 牛久保美津子 熊谷有見子 他 |
4 教科書・参考書
テーマによる参考図書の紹介
5 他科目との関連
基礎看護学に引き続き,他の発達段階にある人々に対する看護技術および問題解決過程の基本となり,臨地実習(成人看護学実習1,2)を円滑に行う上で必須の科目であるので,積極的に正確に学ぶ態度が必要である。
6 受講上の注意
技術演習に関しては,学内での演習であるが,臨地実習と同じ心構えで臨み,服装,態度には充分注意すること。事前学習ならびに復習を心がけること。
7 成績評価方法
学期末筆記試験(N3前期),演習に臨む態度および看護過程演習記録物により評価する。