お茶の水ニューロサイエンス・セミナー
(医歯学総合研究科大学院特別講義)
演題:多発性硬化症の分子メカニズム
演者:山村 隆 先生
所属:国立精神神経センター微細構造研究部
日時:2006年6月15日(木)18:00-19:00
場所:医歯学総合研究棟20階 会議室
講演要旨:
多発性硬化症(MS)は中枢神経の脱髄疾患であるが、その本態は
ミエリン抗原に対する自己免疫応答である。MSは近年増加傾向が
著しいが、それを阻止するためには、免疫病態を正確に把握し、
免疫寛容の破綻する道筋を明らかにする必要がある。本講義では、
MS発症に関する「分子相同性仮説」、「衛生仮説」などを紹介し、
病態に即した分子標的療法、免疫調節療法、テイラーメイド医療
などの将来を予測する。
多数の皆様の御来聴をご案内申し上げます。
お茶の水ニューロサイエンスアソシエーション (ONSA)
担当:脳神経病態学 水澤 英洋 (Tel:5803-5233)
ONSA事務局:脳神経病態学分野内
E-mail:onsa.nuro@tmd.ac.jp
Tel:5803-5233、 Fax:5803-0134
共催:東京医科歯科大学21世紀COE「脳の機能統合とその失調」