ツベルクリン検査の判定

ツベルクリン反応陰性の方ツベルクリン反応が陰性の方は結核菌感染の既往がないことを示し,将来,結核菌感染をきたす危険性があります。本学ではBCG接種は実施せず,毎年ツベルクリン反応が陽転していないかを確認することを勧めています。

ツベルクリン反応 陽転の方ツベルクリン反応が前年度陰性で,はじめて陽性になった方をツベルクリン反応陽転者と呼びます。これは,結核菌を吸い込んだことを意味しており,2年以内に発病する危険性が高い(約5%)ため,毎年健診を受けて下さい。発熱,咳嗽などの症状にも注意して下さい。

ツベルクリン反応 強陽性の方:判定で水疱形成,二重発赤を認めた方を強陽性と判断します。強陽性の方は,以前に結核菌を吸い込んだことを示しています。一般的に,2年以内に約5%の方が発病し,一生を通じてさらに約5%の方が発病しますが,残りの方は一生発病しないままです。年に1回か2回,胸部X線撮影で結核発病の有無を確認して下さい。

ツベルクリン反応 弱陽性の方ツベルクリン反応の発赤が10mm以上あるが,硬結は認めない方です。この場合は小児期のBCGによる陽性化の可能性があります。結核菌感染に対する抵抗力があると考えられますが,発病する場合もあり,注意が必要です.年一回ツベルクリン反応をおこない,反応の程度を比較することをお勧めします。

ツベルクリン反応 中等度陽性の方:ツベルクリン反応で硬結を認める方です。この群にはBCG陽転の可能性と結核菌感染の可能性とがどちらも考えられます。ツベルクリン反応の検査は不要ですが,毎年の胸部X線検査を受けて下さい。

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