第32回BMSコンファレンス

プログラム (演題等が決まり次第、随時掲載します)[6月4日更新]
会期は7月3日16:00より7月6日11:30まで


◇ 基礎講座:7月3日夕方

MSを良く知り使いこなすための初級者を対象にした講座です。
今年はオープニング前と自由討論の時間の一部を利用して開催します。
また、希望する講座受講者には第32回BMS実行委員会より受講証明書を交付いたします。

・笠間健嗣 (東京医歯大・機器分析センター)
 「MSハードウェアを理解するために」

・中村健道 (理研・先端技術開発支援センター)
 「フラグメンテーションとMS/MS 解析の基礎」

・高山光男 (横浜市大・環境ホルモン研究施設):7月5日昼食後
 「やさしいマススペクトルの読み方」


◇ 基調講演:7月3日夜

「自然と人とのかかわり」について 、 自然豊かな北海道や動物たちの話題を織り交ぜながら、
獣医、写真家そして野生動物研究家としての目を通してお話いただく予定です。

・竹田津 実 (獣医師、野生動物研究家、動物写真家)
 「野生からの伝言」


◇ 技術発表 (17社・五十音順):7月4日午前

・アプライドバイオシステムズジャパン
・インフォコム
・エーエムアール
・大塚製薬
・サーモエレクトロン
・ジーエルサイエンス
・且草カ堂
・鞄津製作所
・ジャスコインタナショナル
・タカラバイオ
・日本電子
・日本ミリポア
・住商エレクトロニクス
・鞄立ハイテクノロジーズ
・ブルカー・ダルトニクス
・マトリックスサイエンス
・横河アナリティカルシステムズ


◇ セッションT 【「自然と人とのかかわり」−医・食・獣−】:7月4日午後

副題 「医・食・獣」 に関する最新のトピックスを第一線の先生方にご講演頂きます。

・佐藤昇志 (札幌医科大・病理学第一講座)
 「ヒト癌免疫、癌ペプチドワクチン開発と熱ショック蛋白質の関わり」

・上口権二郎 (札幌医科大・病理学第一講座)
 「悪性腫瘍に選択的に発現する新規アポトーシス分子TUCAN-54の機能解析」

・横尾英樹 (北海道大院・医学研究科消化器外科一般外科学)
 「蛍光二次元電気泳動法を用いた肝細胞癌の悪性度に関わるタンパク質の探索」

・堀内基広 (北海道大院・獣医学研究科プリオン病学講座)
 「BSE問題とプリオン病研究の現状」

・堀江正一 (埼玉衛生研究所)
 「畜水産食品の安全確保とLC/MSによる動物薬の分析」

・奥 祐三郎 (北海道大院・獣医学研究科寄生虫学)
 「北海道のエキノコックス症の現状と対策」


◇ イブニングレクチャー:7月4日夜

・Cantas Alev (理研・発生・再生科学総合研究センター)
 「Proteomic Approaches in Stem Cell and Developmental Biology Research」


◇ セッションU 【安定同位体の利用】:7月5日午前

安定同位体を積極的に用いて様々な分析を行えるのはMSの独壇場です。 MSと安定同位体を組み合わせて、どのような研究がなされているか?を話題として 応用面からのトピックスを集めました。

・角皆 潤 (北海道大院・理学研究科地球惑星科学専攻)
 「連続フロー型質量分析計による高感度安定同位体比定量法の開発と
   地球科学研究への応用」

・三浦 真 (味の素梶Eライフサイエンス研究所)
 「ヒトが1日に必要とするアミノ酸の量をどのようにして推定するか?」

・梶原 正宏 (明治薬科大学・薬品化学教室)
 「安定同位体標識化合物を活用した呼気検査」
  −安定同位体標識合成法と呼気検査による医学応用−


◇ ポスター発表:7月5日夕方

・東山 喜三彦 (潟潟oース・プロテオミクス研究所)
 「蛋白質ゲル内消化におけるCaCl2有無の影響と消化反応の最適化に向けた取り組み」

・岡本 陽 (名古屋大学大学院 医学系研究科 分子病原細菌学 博士課程3年)
 「Western membrane direct MS/MS identificationによる新奇ワクチン候補物質の
   スクリーニング、および同方法の応用の可能性」

・岡本 陽 (名古屋大学大学院 医学系研究科 分子病原細菌学 博士課程3年)
 「LC/LC-MS/MSによるproteome解析におけるデータベースの考察」

・高橋 豊 (マイクロ化学プロセス技術研究組合)
 「マイクロチップ-ESIMSを用いた糖類の高感度検出のためのオンチップ誘導体化」

・古屋 寛子 (山梨大学 クリーンエネルギー研究センター)
 「大気圧ペニングイオン化質量分析計(APPeI/MS)の性能評価」

・吉川 正人 (アマシャムバイオサイエンス株式会社)
 「LC-MSの高機能化:分離,スループット,前処理,データ解析における現状と可能性」


◇ セッションV 【クロマトグラフィー】:7月6日午前

最近、MS装置の開発・改良は進歩が速く、高感度・高精度化が飛躍的に達成されつつありますが、 実際のサンプルを測定する際には困難に直面することも多いはずです。 MSに導入する前の試料の処理方法に目を向け、 クロマトグラフィーをもう一度勉強し直すきっかけになるようなお話をしていただく予定です。

・宮野 博 (味の素冠ライフサイエンス研究所)
 「分離分析の基礎 −HPLCを中心に−」

・小村 啓 ((財)サントリー生物有機科学研究所)
 「古いようで新しい分析法 −ガスクロマトグラフィー−」

・澤田浩和 (横河アナリティカルシステムズ冠アプリケーションセンター)
 「キャピラリー電気泳動の基礎と応用」

・加藤 肇 (潟ニフレックス)
 「固相抽出法の誕生から最新の技術まで」



日本質量分析学会 BMS研究会