炎症性腸疾患を含め、様々な原因で腸に難病を抱える患者さんが増えています。難治性腸疾患ユニットでは、難治性腸疾患を体外でモデル化して臨床に則したヒト難治腸を再現することにより、病態解明や創薬を行います。またヒト健康腸の作成を目指し、腸疾患克服のみならず生体恒常性を腸から制御するという未来医療を展開します。

さらに未来医療開発コンソーシアムのユニットとして、臨床情報に基づくヒト難治腸・健康腸モデルを情報統合ユニットに提供し、情報統合ユニットから得られた鍵分子の機能解析を行います。また、基礎研究拠点による技術開発の協力を得て鍵分子を標的とした革新的難治性腸疾患治療の臨床応用を目指します。

病態解明と再生医学の両面から未来医療を開発し、難治性腸疾患だけでなく、全身制御による難治性疾患の克服を目指しています。ご興味のある方の本研究へのご協力、ご参画をお待ちしております。