ゲノムテクノロジー開発ユニット

ゲノムテクノロジー開発ユニット

ゲノム編集技術の開発を推進し病態解明と創薬につなげる

メッセージ

教授 田中 光一
難治疾患研究所
分子神経科学分野
教授 田中 光一

次世代シークエンサーの開発により、様々な生物種における遺伝子配列の情報や疾患に関与する遺伝子変異が明らかにされています。しかし、塩基配列を比較するだけでは、遺伝子の機能や疾患の病態を明らかにすることは難しいのが現状です。ゲノムテクノロジー開発ユニットでは、バイオバンクやビッグデータを活用して同定された疾患関連ゲノム変異の病態生理学的役割の解明と創薬標的としての妥当性をハイスループットで探索できる技術を開発します。

また、単一遺伝子だけでなく多数の遺伝子を、同時により効率的に編集できるゲノム編集技術を開発し、疾患のモデル細胞およびモデル動物の作成を行います。ゲノム編集技術を用いた疾患のモデル細胞およびモデル動物の作成受託サービスも行っていますので、関心をお持ちの方はお知らせください。

主要論文

  1. Nakade, S., Mochida, K., Kunii, A., Nakamae, K., Aida, T., Tanaka, K., Sakamoto, N., Sakuma, T., Yamamoto, T. Biased genome editing using the local accumulation of DSB repair molecules system. Nature Commun 16. 3270, 2018
  2. Aida, T., Nakade, S., Sakuma, T., Ishikubo, H., Usami, T., Aizawa, H., Yamamoto, T., Tanaka, K. Gene cassette knock-in in mammalian cells and zygotes by enhanced MMEJ. BMC Genomics 17. 979, 2016.
  3. Aida, T., Chiyo, K., Usami, T., Ishikubo, H., Imahashi, R., Wada, Y., Tanaka KF., Sakuma, T., Yamamoto, T., Tanaka, K. Cloning-free CRISPR/Cas system facilitates functional cassette knockin in mice. Genome Biol 16. 87, 2015.

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