★以下は2024年度向けに順次改訂していきますので,随時最新の内容をチェックするようにしてください.

11. 課題

共通する注意事項(提出前に確認すること!!): JUMP → 課題1   課題2   課題33a, 3b, 3c

11.1 課題1(Eメール課題)

以下の(1)(2)を合わせた文書を TeraPad (サクラエディタでも代替可)を用いてテキストファイルとして作成し、その内容をEメールの本文にコピー&ペーストすると共に,ファイルも添付して送信せよ. ただし後述の条件を必ず守ること1点でも満たさないものは不合格とする(不合格時の再提出の要領についてこちら事前に確認しておくこと).

★無意味な設問や,ルールの押し付けは,一切ありません! 意味をよく考えること.

(1)以下の質問項目(情報教育に関するアンケート)への回答.
★各回答の字数は問わないが,なるべく詳しく具体的に記述すること.調べればわかることは調べて記述すること(明らかにいい加減な場合,説明不足である場合は再提出を求めます).
★「調べてもわかりません」とだけ書かれても,事情がわかりません.きちんと調べればわかるケースがほとんどなので,「どのように調べてわからなかったのか」など,状況を詳しく説明してください.

  1. これまでのパソコン使用歴・学習歴,また中学・高校での情報教育の内容(学んだ環境・使用したソフト等を含め,なるべく具体的に).
  2. 現在所有している,または大学に持参可能なノートパソコン(複数ある場合は主に使用するもの)について:
    1. 購入時期(未購入の場合はその理由および今後の購入予定について説明してください)
    2. メーカー名および機種名・型番
      • ★「Let's Note」「LAVIE」「VAIO」「dynabook」などブランド名だけでは特定できないのはもちろんのこと, たとえば「dynabook VZ/HP」(徳永の使用パソコンの機種名)だけでは仕様が特定できません!
      • 型番は,(例外もありますが)本体裏面等に記載されていることが多いので,よく探してみましょう.
      • メーカーによっては,「型番」という用語を用いていないこともあります.要は「スペックを識別するラベル」ということですので,該当するものをよく調べて記述してください.
      • 価格等を考慮して購入時に最新版でなかったモデル(いわゆる型落ち品)を購入したり,中古品を譲渡されたりした場合は,その旨も添えてください.
    3. 以下のスペック情報(いずれもパソコンを活用する上で知っておくべき基本的な事項です):
      1. OS
      2. CPU
      3. メインメモリ(RAM)容量
      4. ストレージ(HDD/SSD)容量
      5. 重量(タブレット型の場合は専用キーボードを含めたもの)
      6. ディスプレイのサイズ(インチ数)・解像度およびタッチパネルの有無
      7. 搭載しているUSB端子の種類と,それぞれの個数(★USB端子の規格はかなり複雑ですが,まず Standard A(Type-A)Type-C の形状の違いを認識して本体にどちらの端子がいくつ搭載されているかを確認し,余裕があれば他の規格についても調べてみてください).
      8. 搭載している映像出力端子の種類(ない場合は,「なし」と回答してください).
    4. メーカーの公式ウェブサイト等,c. の情報を確認可能なウェブページのURL
      • スペックを確認してもらうのが目的ですので,なるべく当該機種のスペックを明確に特定できるページを探してください.
        • ページ内の情報が多すぎて見つけにくいorわかりにくい場合,適宜文章で補足すること.
        • メーカーの直販サイトなどでスペックを選択して購入した場合は,完全に「特定できるページ」は存在しないと思いますので,その旨を記述してください.
        • CPUとRAM容量に関しては,[スタートボタン]→[設定]→[システム]→[バージョン情報]でも確認できます.またエクスプローラーで「PC」を選択するとCドライブの容量が表示されますが,これはユーザーが実際に使用可能な容量ということで,スペック表のストレージ容量より少し小さくなっています.
      • 同系列・同一機種名の製品でも発売時期により型番が異なり仕様が変わるので,よく確認すること.
      • 2024年度大学生協推奨モデルについて:大学生協向けの特別仕様なので,メーカーのウェブサイトを見てもまったく同じモデルは掲載されていません.大学生協のサイトに大まかなスペックは記載されていますが,簡略化された表記となっているので,メーカーのサイトも参照しつつ詳細を確認してください(CPUの型番も入れて検索すると,ベースになったモデルがわかると思います).
      • ★発売後一定年数が経過し,メーカーのサイトから情報が消えている場合は「価格.com」や販売店のページ等を探してください.それでも見つからない場合(滅多にありません)はその旨を記述してください.
      • スペックの確認を通じて,それぞれのスペックを表す用語や数値の意味を理解してもらうことも意図しています.内容を理解せずにスペック表から転記することは避けてください.無関係な情報が含まれている場合も不合格とします.
  3. 現在の自宅のインターネット環境について(「ない」場合は事情を詳しく説明すること):
    ★インターネット接続回線の種類(光回線/ADSL回線/ケーブルテレビ回線/モバイル回線(BWA)等)やサービス名,会社名等を具体的に記述.
  4. 「情報処理」「情報科学」授業関連以外でのパソコン使用状況について(使用ソフトとその用途など).
  5. ここまでの授業やe-learning環境についての感想・意見等.また情報教育に関連して今後大学で学びたいことについて.
(2)自己紹介

作成・提出の手順と条件

  1. まず TeraPad を用いて(1)(2)の文章をテキストファイルとして作成(これを添付ファイルとして同時に提出).
    1. ★エディタ起動後,内容作成を始める前にまず「ファイル」→「名前をつけて保存」で保存する.
      *ファイル名は「(学籍番号課題1.txt」(学籍番号は半角文字.間にスペースは入れない.カッコ類は付けない)とし,各自のUSBメモリに保存しておく.
      *最初の保存では「保存先」に注意!(その後は「上書き保存」でOK)
      *拡張子「.txt」は自動的に付加されるので,これを省略したファイル名を入力.
    2. 冒頭に学科(&専攻)・学籍番号・氏名を記入(コピー&ペーストでEメール本文に一緒に貼り付ける).
    3. 全角36文字で折り返し表示させるために,「表示」→「オプション」の中の「指定された桁数で折り返し」をチェックし,桁数を「72」に設定しておく.
      • 「桁数」は半角文字相当の値なので,[全角文字での文字数]×2 として設定.
      • 「追加」ボタンをクリックすると,「桁数」が登録され,以後簡単に設定変更することができます.初期値の「80桁」や,その他の使いそうな桁数を登録しておきましょう(たとえば,「100桁」での折り返しを利用すると,「2行で全角100文字」となり文字数が把握しやすくなります).
      • サクラエディタを使用する場合,TeraPadの「折り返し反映コピー」に相当する機能は「折り返し位置に改行をつけてコピー」になります.折り返し桁数の設定は「設定」→「タイプ別設定」で「スクリーン」タブより.
    【注意1】編集・保存の際,段落末・各項目の末尾以外には改行を入れないこと(文書作成の段階では改行を考慮せずに済むところが重要なポイントです!).
    【注意2】拡張子「.txt」を持つテキストファイルは,Windowsの初期設定ではメモ帳に関連付けられているため,いったん保存したファイルを再編集するには,まずTeraPadを起動してからファイルを読み込む必要があります.
  2. Eメール本文について:
  3. 添付ファイルについて:
  4. 提出(送信)について:
  5. 提出後の確認および再提出について:

【その他の注意】




11.2 課題2(HTML課題)

参照用ウエブサイト :

学習と課題作成の手順:

  1. 「3. インターネットとWWW」をざっと読み直すこと.またオンライン辞書を用いて「HTML」について調べよ.
  2. いくつかの参照用ウェブサイトの冒頭のセクションを読み,HTMLの概要を理解せよ.
    ★特にタグtag,(開始タグ内に記述される)属性attributeアンカーanchorといった概念を理解すること.
  3. HTML課題用のファイルを保存するためのフォルダを各自のパソコン内やUSBメモリ内に作っておく(複数のファイルを扱うので,散逸を防ぐため).
  4. サンプルファイルをWebClassよりダウンロード.
  5. TeraPadを起動し,サンプルファイルを読み込んで,「名前を付けて保存」でファイル名を「(学籍番号)index.htm」(すべて半角・カッコは付けない)としてUSBメモリ内のHMTL課題用フォルダにセーブ.
    【注意1】 テキストエディタでファイルをセーブする際,「ファイル名」のところで拡張子を省略すると,拡張子「.txt」が自動的に付加されてしまうので十分注意せよ.TeraPadの場合は拡張子「.htm」を含むファイル名を記入して「保存」をクリックすればOK.
    【注意2】 拡張子「 .html 」もHTMLファイルを表しWebページのソースとして認識されますが,Windowsの初期設定では拡張子が表示されないため,「*.htm」というファイルと「*.html」というファイルが混在すると非常にやっかいです(たとえば「test.htm」と「test.html」は通常の表示では区別がつかない). 混乱を避けるために,この課題ではHTMLファイルの拡張子をすべて「.htm」で統一すること.
    ■TeraPadで「test.htm」と「test.html」を作成(区別が付くように内容は適当に変える)して「ドキュメント」など適当なフォルダに保存し,どのように表示されるか観察せよ.
    【注意3】HTMLファイルの保存は常にエディタ上で行なう.WWWブラウザ(Edge等)上で「保存」を行うと,表示情報を元に同名のHTMLファイルが自動生成されるが,これは元の(テキストエディタで作った)ソースファイルとは異なるものであり,リンク情報などが変更されてしまう.
    ■試しにWWWブラウザでファイルを保存し(名前は適当でよい),生成されたHTMLファイルと元のソースファイル(「表示」→「ソース」をクリックして開く)を比較してみよ.

    【注意4】全角文字やスペースを含むファイル名はインターネット上でアクセスできないことがあるので,ファイル名では半角英数字+アンダースコア(「 _ 」)のみ用いること.
  6. 以下に示す学習項目(カッコ内は関連するタグとその属性)を,参照用ウェブサイトにより学習し,サンプルファイル内でどのように記述されているか確認せよ.
    【注意1】サンプルファイルおよび以下の説明では,記述の簡潔さを優先し,「HTML5」で廃止された<center>,<font>等のタグを敢えて用いており,CSSは使用していません. HTML5 や CSS の知識がある人,独自に学習する意欲がある人は,HTML5およびCSS を使用して構いませんので,提出の際のコメント欄にその旨を記入してください.
    【注意2】タグや属性の記述において,大文字と小文字は区別されませんが,小文字で統一することを推奨します
    ■事前に拡張子を表示させるための設定を行っておき,拡張子を確認しつつ作業すること.
    ■[TeraPadで属性等を変更して上書き保存 → WWWブラウザ(Edge等)で表示を確認] という作業を繰り返すこと.
  7. サンプルページを元に自分のWebサイトを作成.上記学習項目をふんだんに盛り込むこと. 特にリスト表示は,番号無しリスト(<ul>),番号付きリスト(<ol>)のいずれかを必ず用い,さらに Bookmarks のところで定義リスト(<dl>)を用いてください.
    また以下の条件を満たすこと.1点でも満たさないものは不合格とし再提出を求めるので,必ず提出前にすべての項目を再確認せよ
    1. 最小限の構成要素はHTMLファイル「(学籍番号)index.htm」および自画像ファイル(JPEG形式).ページを増やしてより複雑な構成にする場合を除き,サンプルページの基本構造は変えないこと.
    2. ページ,画像を増やす場合やCSSファイルを使用する場合も含め,すべてのファイルはファイル名の先頭に学籍番号を入れること. またファイル名は半角英数字のみ用いること. ★ファイル名にスペースは入れないこと.
      • ★HTMLにおいてファイル名を記述する際,一般にアルファベットの大文字と小文字は区別されます. 拡張子も含めて大文字・小文字の違いを意識すること.
      • ファイル名(拡張子も含む)に関するミスも頻出します。よく確認してください。
    3. 画像を増やしても良いが,ネット上の画像等で,著作権侵害・肖像権侵害となるものは使用禁止とする. 自分で撮影or作成した画像はその旨を明記し,いわゆるフリー素材を使用した場合は入手先(URL等)を明記すること. またPNG, GIF, JPEG以外の形式のファイルは使わないこと(保存の際に「ファイルの種類」を指定,拡張子はそれぞれ.png, .gif, .jpg )デジカメ画像等で容量が大きなものは必ずリサイズして1ファイルあたりの容量を 100KB 150KB以下 に抑え,かつ全体の容量(提出するzipファイルの容量)は250KB以下となるようにすること. リサイズやトリミングは「ペイント」でも行えます. また画像ファイルの簡単な編集(色や濃度の調節を含む)は画像管理ソフトやMS Officeに付属する Picture Manager でも行えます.
    4. その他サンプルページ内に書かれた指示・注意事項も守ること. レイアウトや配色が著しく見づらいもの,手抜きが明らかなもの(使用タグの種類が少なすぎる等)も不合格とします.
    5. 全員のWebページを学内専用サーバ(学外からはアクセス不可)にアップロードする予定なので,他の教員や友人・先輩達に見られても恥ずかしくないものにすること.

【提出方法】
1つにまとめてzip形式で圧縮したファイル「(学籍番号html.zip」(すべて半角文字,カッコは付けない)をWebClassにて提出(詳細は授業の際補足します).

★zip圧縮の手順: (圧縮するファイルをまとめて選択)→「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」


【提出期間】
[情報科学NOK]2022年6月9日(木)~6月17日(金)
[情報科学T]2022年5月26日(木)~6月3日(金)
[情報処理]2022年6月9日(木)~6月17日(金)

★提出期間中の授業日は,4限終了後も 教室でしばらく待機していますので,疑問点・不安な点がある人は提出前に確認してください。
★提出期限間際の提出におけるトラブルの可能性を考慮し,WebClass上での提出期限の設定は,上記提出期限の24時間後までとしています. 少し遅れても提出可能ですが,期限後の提出は,評価において減点する可能性がありますので,極力避けてください.

【提出前の相互チェックについて】

その他の注意



11.3 課題3(Excel課題)

参考となるウエブサイト:

【注意】参照サイトのうち,(1)の「KENZO30」にアクセスするとエラーメッセージが表示されることがある.致命的なエラーではないが,何度も出ると煩わしいので,Internet Explorerの「ツール」→「インタネットオプション」→「セキュリティ」で「カスタム」をクリックして「アクティブスクリプト」を無効にしておくとよい.

11.3.1 Excelの基礎学習

★以下の説明は,旧ヴァージョンに相当する記述が残っている可能性もあるので注意してください.
★セルの範囲選択,コピー,カット,ペーストや「やり直し」等の操作においては,すべてテキスト編集と同じキーボード操作が有効です.右手でマウスを操作しながら左手でショートカットキーを用いることが可能.パソコンは常に両手で操作すること!

手順:

  1. Excelを起動.
  2. (1)の「Excelの基礎」入門編,入門1~2を読んでExcelの概要を理解せよ(VBA関連は当面不要なので飛ばす.以降は必要と思われる箇所を随時参照せよ).
  3. 同サイトの入門3~5を読み,実際にEXCELを操作しながらデータ入力・修正やセルの基本操作について学習.
  4. オートフィルによる連続データの入力方法を学ぶ(入門6+α ).
    【注意】この項目は「入門6」だけではやや説明不足なので実例を示しながら補足します.
  5. 数式の入力方法を学習(入門7).
  6. 数式のコピーやオートフィルにおける相対参照絶対参照の使い分けを学習(初級編,初級1~3).
  7. 関数の入力方法を学習(中級編,中級1~2).

11.3.2 課題3a

画像を参考に,EXCELのRAND関数により生成した一様分布 に従う確率変数(一様乱数)の分布表とグラフ,また10個ずつの平均値(これを標本平均と見なす)の分布表とグラフを作成する.
  1. ■作業を始める前に,まず「ファイル」(またはOfficeボタン)→「名前をつけて保存」でファイルを各自のUSBメモリに保存せよ(拡張子「.xlsx」は自動的に付くので省略して入力). ファイル名:「(学籍番号)課題3a.xlsx(学籍番号は半角,カッコは付けない).
  2. 「数式」→「計算方法の設定」→「手動」にチェックを入れる.
    ★「自動」だとRAND関数において再計算が頻繁に起こり煩わしいため.通常は「自動」で問題ありません.
  3. 乱数表および「標本平均」(10個ずつの平均値)の表を作成.
    1. RAND関数により[0,1]区間の値を取る一様乱数をA-J列×2000行(計20000個)生成.
    2. K列に,同じ行のA-J列の値の平均値を入力.
      ★各行の10個の値を 大きさ標本サイズ)10の標本とみなし,2000個の標本それぞれの標本平均を求めています.
  4. 分布表の作成.

    以下の作業を 乱数表全体(A~J列×2~2001行) および 各行ごとの平均値(K列の値) に対してそれぞれ行う.階級(区間)の幅は0.05とする.

    1. [準備]
      • 乱数表の右側の適当な列に階級の下限値となる数列 0, 0.05,..., 0.95 および上限値となる数列 0.05, 0.1,...0.95, 1 を用意.
    2. 結合演算子「&」を用いて階級の表示用の文字列を「○~○」の形で作成.
    3. COUNTIFS関数を利用して度数分布の表を作成.
      • 結合演算子「&」を用いて検索条件を表す不等式を記述.
      • COUNTIFS関数で参照するセルは絶対参照する.
        (★COUNTする範囲は共通なので,オートフィルでコピーしたとき変動しない方が好都合)
    4. オートSUM機能を利用して合計を確認.←入力ミスはありがちなので必須!

  5. 乱数表全体(A-J列×2000行)および各行の平均値(K列の値)に対して, それぞれ 平均,分散,不偏分散(母分散の推定値),標準偏差(=分散の平方根),不偏分散の平方根(母標準偏差の推定値)を計算・表示させる.
  6. グラフを作成 (文章による説明ではわかりにくいので,授業中の説明をよく聞くこと)
    • 階級および度数が入ったセルをまとめて選択し,「挿入」→グラフの種類を選択.
      ★度数のセルみ選択した場合,横軸は仮の値(1~20)となりますが,階級の列を同時に選択しておけば自動的に階級が表示されます.
      ★一般に,3Dグラフは統計データを示す際には避けるべきとされています.
    • グラフタイトル・軸ラベルの設定:「グラフのデザイン」→「グラフ要素を追加」,またはグラフ右上の[+]をクリック.
      ★軸ラベルを縦書きに直す方法:右クリック→「軸ラベルの書式設定」→「文字のオプション」
    • 縦軸の最小値を0に固定(右クリック→「軸の書式設定).
  7. ■F9を押して手動再計算を何度か行い,2つのグラフの様子を観察せよ.また平均・分散・不偏分散の値を比較せよ.
★提出はWebClassによる(授業時間中に提出).

【主なチェック項目】

グラフの表示例






11.3.3 課題3b

センターモニタに表示されるお手本を参考に,2項分布 B(n,p) を表す表とグラフを作成する.
[統計学]2項分布 B(n,p) に従う確率変数を X とするとき,P(X=k) = nCk・pk・(1-p)n-k
以下の手順で k = 0,1, …, n に対応する nCk, P(X=k), の値を計算させて表にし,さらに2項分布B(n,p)を表すグラフを作成せよ.提出ファイルのファイル名は(学籍番号)課題3b.xlsx学籍番号は半角で.間にスペースは不要.カッコ類は付けない)とする.
  1. ■作業を始める前に,まず「Officeボタン」→「名前をつけて保存」でファイルを各自のUSBメモリに保存せよ(拡張子「.xlsx」は自動的に付くので省略して入力).
  2. 上の方の適当なセルに n の値(とりあえずn=20とせよ)と確率 p の値(0~1の任意の値)を入力.
  3. A列に k = 0, 1, 2, …, 20 を入力.
    【注意】 0, 1 を手入力したら後はオートフィル
  4. 関数COMBIN(分類は「数学/三角」)を用いてB列の k=0 に対応する(すなわち同じ行の)セルに nCk を表す関数式を入力.さらにオートフィルを利用して,B列全体( k = 0~20 に対応)を一気に完成させる.
    【注意】 n の値は ii. で入力したセルを絶対参照,k の値はA列の対応するセルを相対参照せよ.セルを参照せず値を直接入力したものは不合格とする.
  5. C列の k=0 に対応するセルに確率 P(X=k) の計算式を入力.さらにオートフィルを利用して ,C列全体(k = 0~20 に対応)を一気に完成させる.
    【注意】 n, p の値は ii. で入力したセルを絶対参照,nCkの値はB列の対応するセルを相対参照せよ(すなわち,「1」以外の定数は数式には使わない).セルを参照せず値を直接入力したものは不合格とする.
  6. 2項分布(BINOMial DISTribution)の確率を直接計算する関数「BINOM.DIST(EXCEL2007以前ではBINOMDIST)」についてヘルプで調べ,BINOM.DIST/BINOMDIST関数を用いてD列の k=0 に対応するセルに P(X=k) を表す関数式を入力.さらにオートフィルを利用して ,D列全体(k = 0~20 に対応)を一気に完成させる.
    【注意1】上と同様に, n, p, k の値はすべてセルを参照すること.参照せず値を直接入力したものは不合格とする.
    【注意2】関数BINOMDISTは「関数形式」と呼ばれる4つ目の引数を持つ。この引数の役割についてもヘルプで確認せよ(今のケースでは「FALSE」を指定すればよいが,「TRUE」にするとどうなるか?).
    【注意3】C列とD列の値が一致することを確認せよ.一致しない場合は少なくとも一方が間違っているので修正すること.
  7. オートSUM機能を用い,ΣnCk と ΣP(X=k) の値をB列,C列,D列の末尾に表示させる.
    ★それぞれ,どのような値になるか予想せよ.または結果を見て,そのような値になる理由を考えよ.ΣnCkを別の n の式で表すとどうなるか?(Excel上で別途計算して一致することを確かめよ)
  8. p の値を別の値に変更し(ii.で設定したセルに新しい値を入力してEnter),C列,D列が瞬時に再計算される様子を観察せよ.
    【注意1】このときΣP(X=k) の値は変化しない(なぜか?).
    【注意2】再計算が正常に行われない場合,絶対参照が正しく行われていないことを意味するので修正すること.
  9. これまでと同じ要領(すなわちセルの参照とオートフィルを最大限活用すること)で各 k に対応する kP(X=k) をE列に表示させ,オートSUMで期待値 μ=kP(X=k) を表示させよ.さらに適当なセルに np の値を別途計算させ,2項分布に関する公式期待値μ = np を確認.
  10. さらに各 k に対応する (k-μ)2P(X=k) をF列に表示させ,オートSUMで分散σ2Σ(k-μ)2P(X=k)を計算.さらに適当なセルに np(1-p) の値も別途計算させ,2項分布に関する公式分散σ2 = np(1-p) を確認.
  11. グラフ作成 グラフの表示例 (n=20, p=0.3)



  12. 提出
【主なチェック項目】

11.3.4 課題3c (2020年度は割愛します)

センターモニタに表示されるお手本を参考に,体力測定データにおける相関係数 を計算し,散布図および回帰直線のグラフを作成する.

以下の手順で課題を作成せよ.提出ファイルのファイル名は(学籍番号)課題3c.xlsx学籍番号は半角で. 間にスペースは不要.カッコ類は付けない)とする.
  1. ■まずWebClassよりデータファイルをダウンロードし各自のUSBメモリに保存,さらにこのファイルを開いて「Officeボタン」→「名前をつけて保存」で上記ファイル名により再保存せよ(拡張子「.xlsx」は自動的に付くので省略して入力).
  2. 【準備】「表示」タブ→「ウィンドウ枠の固定」.
  3. 必要に応じて新しい列を挿入し,BMI,各データの1回目と2回目の大きい方(MAX関数使用),左右の握力の 平均 等を計算・入力.
  4. 各列の平均値・中央値(メディアン)を計算・入力.
  5. 握力(右)MAX,握力(左)MAXの値をコピーし新しいシートのA列,B列に貼り付ける.
     ★ 「形式を選択して貼り付け」→「値」 を選択.
  6. 相関係数 r を2通りの方法で計算.
    1. VARP/VAR.P関数(分散),COVAR/COVARIANCE.P関数(共分散)および公式 r = Sxy/(SxSy) を利用.
      • Sxy は共分散, Sx , Sy は標準偏差(=分散の平方根).
      • 課題3aでは不偏分散(VAR/VAR.S関数)を用いましたが,こちらは「分散」.
      • 標準偏差はSTDEVP/STDEV.P関数を用いて直接計算することもできますが,ここでは「分散の平方根」として計算しましょう.
    2. CORREL関数を利用.
  7. 散布図を作成.
  8. 散布図に回帰直線およびその方程式を挿入.さらに平均値・中央値をプロット.
  9. 他の2種類のデータの組を適当に選び, v ~ viii の作業をさらに2回繰り返す.
     ★握力は平均値,2回計測したデータはMAXの値を用いること.
  10. 提出
【主なチェック項目】 参考例