板橋 作美 Sakumi Itabashi

所属・役職

社会学修士
東京医科歯科大学教養部教授

研究室

東京医科歯科大学教養部
〒272-0827 市川市国府台2-8-30
TEL : 047-300-7135   FAX : 047-300-7100
Email : itabashi.las(at)tmd.ac.jp

学歴

1973年3月 東京大学教養学部教養学科文化人類学分科卒業
1975年3月 東京大学大学院社会学研究科修士課程修了
1975年9月 東京大学大学院社会学研究科博士課程退学

職歴

1975年10月 東京大学教養学部助手
1979年4月 山口大学教養部講師
1982年4月 東京医科歯科大学教養部助教授
1989年4月 東京医科歯科大学教授
1999年10月 東京医科歯科大学教養部長・評議員(2004年3月まで)

研究分野

文化人類学、特に宗教人類学
現在の研究テーマ : 日本の俗信(迷信)の論理に関する研究

所属学会

日本民族学会、日本民俗学会、宗教と社会学会

研究業績

詳細は研究情報データベース(板橋作美)をご覧下さい。

著書(単著・共著)

  1. 『人類学』(共著)、東海大学出版会、1985年 .
  2. 『民俗学への招待』(共著)、大和市教育委員会、1988年.
  3. 『レヴィ=ストロース』(共著)、清水書院、1991年.
  4. 『俗信の論理』、東京堂出版、1998年.
  5. 『占いの謎』、文春新書、2004年

著書(編者が他にいるもの)

  1. 「松と十字架—メキシコ・チャムラの儀礼とシンボリズム」、 江淵一公・伊藤亜人(編)『儀礼と象徴』、九州大学出版会、1983年.
  2. 「象徴論的解釈の危険性あるいは恣意性」、吉田禎吾(編)『異文化の解読』、 平河出版社、1989年.
  3. 「ヤップ島のケガレの観念について—変則性、両義性、自然性」、 吉田禎吾・宮家準(編)『コスモスと社会・・宗教人類学の諸相』、 慶応通信社、1988年.
  4. 「憑きものと社会構造」、『日本民俗文化資料集成7 憑きもの』、 三一書房、1990年(初出『民族学研究』第40巻2号、1975年).
  5. 「群馬県南西部におけるオサキモチ信仰とサンリンボー信仰の社会的意味」、 小松和彦(編)『憑霊信仰』(民衆宗教史叢書第30巻)、
  6. 雄山閣、1992年(初出『民族学研究』第43巻2号、1979年).
  7. 「俗信のしくみ」、青木保他(編)『神話とメディア』 (岩波講座『文化人類学』第10巻)、岩波書店、1997年.
  8. 「俗信における怪異について——真ん中で不思議が起きる」、小松和彦(編)『日本妖怪学大全』、小学館、2003年.

雑誌論文等

  1. 「シナカンタンの治療儀礼」、 『南部メキシコ村落におけるカトリック系文化の研究』、 メキシコ調査委員会、九州大学1981年.
  2. 「徳之島の象徴的世界」、『山口大学教養部紀要』、第14巻、1980年.
  3. 「チャムラの通過儀礼、建築儀礼、農耕儀礼」、 『南部 メキシコ村落におけるカトリック系文化の研究』、 メキシコ調査委員会、九州大学、1983年.
  4. 「風土と世界観—メキシコ高地マヤ族における世界の秩序づけ」、 『教育と医』1983年7月号、慶応通信社、1983年.
  5. 「メキシコ南部の高地マヤ族」、『科学朝日』、1983年10月号.
  6. 「白衣のイメージ」、『エキスパート・ナース』、1985年8月号、小学館.
  7. 「男と女—ヤップ島・ガギル地区調査ノートより」(共著)、 『東京医科歯科大学教養部紀要』第16号、1986年.
  8. 「精霊憑依信仰と妖術信仰の機能主義人類学的解釈」、 『東京医科歯科大学教養部紀要』第18号、1988年.
  9. 「稲荷信仰のトリックスター」、『歴史読本』第34巻24号、1989年.
  10. 「禁忌の構造—なぜミミズに小便をかけてはいけないのか」、 『東京医科歯科大学教養部紀要』第21号、1991年.
  11. 「なじむということ」、『エキスパート・ナース』1991年5月号、小学館.
  12. 「赤い花、赤い実—日本文化における赤色のシンボリズム」、 『東京医科歯科大学教養部紀要』23号、1993年.
  13. 「屋敷のシンボリズム—ヤップ島と徳之島—」、 『東京医科歯科大学教養部研究紀要』、第24号、1994年.
  14. 「赤飯に汁をかけて食べると嫁入りに雨が降る—俗信の論理(二)—」、 『東京医科歯科大学教養部研究紀要』、第25号、1995年.
  15. 「火と小便—俗信の論理(三)—」、 『東京医科歯科大学教養部研究紀要』第26号、1996年.
  16. 「俗信の構造論的研究—朝坊主は吉か凶か—」、 科学研究費補助金報告書,1997年.
  17. 「南瓜と蛇と泥棒—俗信の論理(四)その一—」、 『東京医科歯科大学教養部研究紀要』第27号、1997年.
  18. 「兎唇と双子—俗信の論理(五)」、 『東京医科歯科大学教養部研究紀要』第28号、1998年.
  19. 「「偶然性」と「占い」あるいは「文化」」、『東京医科歯科大学教養部研究紀要』第34号、2004年.
  20. 「異文化理解の二つの方法」、『東京医科歯科大学留学生センター紀要』第一号、2004年.
  21. 「禁忌について」、『東京医科歯科大学教養部研究紀要』第35号、2005年.

翻訳

  1. エルツ『右手の優越』(共訳)、垣内出版、19080年(現在ちくま学芸文庫).
  2. M.サーリンズ「文化は肉と利のためか」(共訳)、 『現代思想』第十巻第八号、1982年.
  3. C.ギアツ『文化の解釈学』、(共訳)、岩波書店、1987年.
  4. M.ハリス『食物と文化の謎』、岩波書店、1988年(のち岩波同時代ライブラリー、現在岩波現代文庫).
  5. 『医療の人類学』(共訳)、海鳴社、1989年.

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