International Lipoprotein Standardization Forum

Sponsored by the AACC Lipoproteins and Vascular Diseases Division, the Japan Health Care Technology Foundation, and Pacific Biometrics Research Foundation San Diego Marriott Hotel and Marina, San Diego, CA 7/17/2007 6:00-8:30 PM

Analysis of Lipoprotein Subclasses by the HPLC Method and the Clinical Significance Professor Mitsuyo Okazaki, PhD, Tokyo Medical and Dental University, Chiba, Japan



サンディエゴで開催された第59回アメリカ臨床化学会にて、リポ蛋白・循環器病部門主催の国際リポ蛋白質標準化フォーラムにて招待講演を行いました。
講演タイトルは「HPLC法によるリポ蛋白サブクラスの分析およびその臨床的意義」です。
近年、リポ蛋白のサブクラスの分析に強い関心が集まっており、善玉,悪玉コレステロールの分画をさらに細かいサブクラスで見ていくことの重要性が指摘されています。昔は総コレステロールが悪玉でしたが、悪玉総コレステロールは悪玉LDLと善玉HDLに分けて測られるようになりました。最近、悪玉LDLの中の超悪玉LDLである小型LDLが注目され、さらに善玉HDLの中の超善玉HDLである大型HDLの存在も明らかにされつつあります。
動脈硬化の予防に悪玉LDLを低下させる薬剤が使われていますが、善玉HDLを上げることによる動脈硬化の予防を目指した薬剤の開発が行われています。
悪玉LDLを下げる場合、超悪玉LDLを下げる事が、また善玉HDLを上げる場合、超善玉HDLを上げることがより動脈硬化発症の予防にとって有利です。
岡崎が世界に先駆けて開発したゲルろ過HPLCによるリポ蛋白の分析法は、LDLとHDLをさらに細かく分析できる新しい方法として注目を集めております。

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