日本臨床検査自動化学会第40回大会

パシフィコ横浜2008年10月9日-11日



 本学医学部医学科2年の山鹿絵美さんと河本亮介君が日本臨床検査自動化学会第40回大会(パシフィコ横浜2008年10月9日-11日)にて、それぞれ「血圧降下剤によるリポ蛋白プロファイルの変化-HPLC法による検討-」「II型糖尿病のリポ蛋白主要およびサブクラスのゲルろ過HPLC法による分析」というタイトルで口頭発表を行いました。

 この発表は教養部自由選択科目「S-臨床化学演習(担当:岡崎三代 教授)」の授業の一環で行われました。本授業は、担当教員の研究分野(HPLCによるリポ蛋白プロファイリング)を介した研究マインドの育成を目的としています。

学会会場にて(山鹿、河本)  学会発表(山鹿)  学会発表(河本)

 当日は300名近く収容できる会場で、二人は臆することなく発表を行いました。多くの発表において場内からの質疑の少ない会場であったにも関わらず、二人の発表時には場内から我先にと鋭い質問が飛び交いました。発表後、場内にいた先生方からわかりやすい発表であった、との評価も得られ、実りの多い学会発表となりました。

 山鹿さんは本年初旬から研究室に出入りするようになり、夏頃までには毎日のように実験や考察をするようになりました。河本君は昨年秋ごろから研究室に出入りするようになり、日々研究に励んでいます。運の悪いことに発表直前に大量の測定が同時並行に行われるというタイトなスケジュールとなり、発表そのものが危ぶまれるほどの状況でしたが、二人とも何とか時間を見つけがんばって準備を進めました。その甲斐あって、しっかりとした内容の濃い発表ができました。


学会発表後のコメント

「数百人も収容できる”パシフィコ横浜の大会議場”という大きな会場と知ったときには、まだまだ内容もわかっていない私にそのような大舞台での発表ができるだろうかと、不安でいっぱいになりました。しかし、発表要旨の提出、発表資料の作成と段階を進めていくにつれ、少しずつ研究内容を理解し、自分なりの解析ができるようになりました。発表当日は大きな会場に緊張したり思いがけない質問にびっくりしたりと、ご心配をおかけしたとは思いますが、何とか発表を終えることができました。この発表を経て研究や発表の難しさがとてもよくわかりました。これからは、この経験を生かして少しでもよい研究や発表ができれば嬉しいです。最後になりましたが、発表するにあたり、岡崎先生をはじめとした研究室の皆様に大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。」(山鹿絵美)

「会場から鋭い質問が飛び交う有意義な学会発表となりました。これも、先生や研究室メンバーの支えあってのことです。ありがとうございました。後期はさらに内容の濃い研究を行えればと考えています」(河本亮介)



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