化学基礎入門

授業計画

教科書：

「　教科書：「基礎から学ぶ　生命

成績評価の方法

出席点、グループ討論、豆テスト、課題レポート等で総合的に評価する

授業風景

授業に関するアンケート

＜履修動機＞

• ・高校で化学を履修しなかったため。
• 化学を少しかじった程度でわからないことが多いから。
• 化学が苦手だから。
• 私は2年まで文系で、3年に上がった際に理転しました。一般受験は私大のみを考えていたので、理科は生物のみを勉強していました。推薦入試で合格したので、センターは受けず、高校は化学を勉強した事がありません。なので、化学を基礎から学びたいと思います。
• 高校2年の時に化学を学んだのですが、よく理解できないまま過ぎてしまいました。また、自分がどの程度理解できているのかわからないので不安で履修しようと思う。
• 1年の時ほとんど理解できなく、カリキュラムが化学ⅠとⅡをごちゃ混ぜで1年次にやったから。有機・無機をやっていなかったので。
• 2年で化学は履修したものの、無機まででモルの計算もほとんど分かりません。文系だったのでほとんど勉強しませんでした。後期から化学が始まるのでそれまでに少しでも化学がわかるようになりたいので。
• 高1の時と浪人時代に2ヶ月間やったのみなので、化学に不安がある。
• 高校2年以来全く化学に触れていなくて不安だったから。
• 高校1年で化学を学んで以来化学が最も苦手科目であり、それ以来あまり手をつけていないため知識がとても少ないから。イオンや濃度についてはほとんど何も分からない。
• 高校の頃、文系だったので、化学は1年生の間に少しだけやった程度で、化学はほとんどわかりません。後期から始まる実験が不安なので。

• ・化学がずっと苦手だったので、苦手意識をなくしたいから。根本的なところからやり直したいです。
• 高校の時化学Ⅱを履修していなかったので。
• 高校で化学を履修していましたが、苦手意識が強くありました。センター試験後化学を勉強しないまま後期の実験に進んでしまうと、ついていけなくなってしまうと思ったので、基礎知識や実験方法を前期にしっかりできるこの科目を選びました。
• 化学を勉強せずに受験したため。高校では文系だったので。
• 化学が苦手なので、基礎から勉強したいと思ったから。
• 高校では化学は習っていませんでしたが、苦手であまりついていけなかった。自分がこの授業をうけるのが適しているのかどうか分からなかったので一応来てみました。
• 化学が苦手であるが、卒業後の進路として研究職も考えているため少しでも理解できるようになりたいです。
• 化学を学んでから10年経過し、苦手科目だったため学び直したい。 高校1年の時に化学は履修しましたが、とても苦手でよくわからないまま終わってしまったので、もう一度基礎から学びたい。
• 今回、編入学で入学し、高校で習った化学を再復習したいと思い、受講を希望します。化学があまり得意ではないです。
• 20年前の化学ですので、ほとんど忘れています。(基礎から忘れている)。正しい知識を得るために必要と思いました。
• 高校でも少ししか学んでおらす、苦手なため学習しておきたいと思ったため。

＜授業に対する希望＞

• 何もわからないので、基礎の基礎から教えてほしいです。
• 基礎をみっちりやりたい
• 化学を高校の時に勉強した事がないので後期の必修の化学基礎や、基礎知識を一から学び、勉強したいと思うので受講したいです。
• モル部分が特に不安。基礎をしっかりと固めたいです。
• 化学がきらいなので得意になりたいです。
• モルの計算をしっかりできるようになりたい。できるようになるまでしっかり教えていただきたい。
• 高校レベルの基礎から取り扱ってほしい。
• モルや濃度の計算が分からないので細かくやってほしい。基礎からじっくりと学びたい。・せめて後期の必須にはついていけるくらいの知識がほしい。
• 他の人がやってきたセンターレベルくらいまではできるようになりたいです。

• ・化学が苦手なのでくわしく丁寧に説明してください。
• 高校ではあまり実験がなかったので、実験について基礎から教えていただきたい。その他についても何となく理解しているから大丈夫かなと思ってしまっていた部分があるので、基礎から勉強したいです。
• 丁寧に説明してほしい。全くわからないので。
• 基礎から教えていただきたいです。
• モル計算をしてほしい。
• 基礎から教えていただきたいです。ていねいに教えてもらいたいです。苦手＋高校卒業後9年経っているので、初心者のつもりで授業に臨みますのでよろしくお願いします。
• 本当にわからないので、ゆっくりやってもらいたいです。
• 分かりやすい化学をお願いします。
• 基礎から学びたいと思いますので、よろしくお願いします。

＜授業の感想＞

• 化学の知識は殆ど無かったのですが、意外と身近なもの(タンパク質など）を扱っていたので、興味もわいて取り組みやすかったです。計算などは苦手だったので、班の人と一緒にできたので、助かりました。脱水縮合と加水分解のところは特におもしろかったので、もっと知りたいと思います。後期の実験は高校で化学をやってきた人と一緒にするので、ついていけるか不安ですが、この授業を受ける前よりは軽くなったので、頑張って勉強を続けていきたいと思ってます。
• 今までは、化学の計算や構造式などとても複雑で手をつけられなかったが、今回の授業では、モデルを使ったり、実際に自分で実験をして計算したり、先生やグループの仲間からアドバイスをもらったり話し合ったりすることで、とても意欲的に取り組めたし、何より分からなかったことが理解できるようになった。単なる暗記で終わらせず、根本から理解することができたと思うので、次の実験などに応用させ、活用していきたいです。とても楽しくて、やりがいのある授業でした。
• 岡崎先生の授業を受けるまでは、化学はただ覚えることがたくさんあって複雑な計算を利用して答えを出す科目だと思っていたため、文系の自分には理解できるはずがないと決めつけて勉強することを避けていました。しかし、4月からこの授業を受けて非常にていねいに、しかも日常的な例えや模型、実験などを利用してわかりやすく解説してもらい、少しずつ法則性がつかめるようになりました。そうするうちにだんだんと化学を勉強するのが楽しくなり、自分で考えたり調べるのが楽しくなりました。
• グループ作業を楽しく行えたのでよかったです。
• 素晴らしい先生に教えていただき、モルは克服できた上に化学ってすごい！と思えるようになりました。有機などは、難しいと感じましたが、分かるとおもしろくて、アミノ酸ってこういうことなんだと理解が深まりました。夏休みはしっかりと復習して後期の実験も理解できるまで頑張ってやろうと思います。
• 後期の授業にむけて化学の知識を増やすことができ、とてもよかったです。はじめは苦手で化学は嫌だなと思っていたけど、班員と話し合ったり教えてもらうことでだんだん好きになってきました。今はまだ分からない事もありますが、もっと詳しく知ることで化学を得意科目にしていきたいと思いました。
• 模型を使ったことで、水や二酸化炭素、ダイヤモンドの構造がよく理解でした。有機が今まで理解できていなかったが、授業を通して名前のつけ方や構造式などをきちんと理解できた。
• 高校での化学は、とりあえず暗記をして計算するようなやり方で、分子やモルなどのイメージがわかないままやっていましたが、この授業で、原子とは？分子とは？など基本的なことから始めたので、多くの疑問が解決されました。この調子で後期の化学実験も頑張りたいです。
• Ｃの結合のときにやった立体模型作りや実験が楽しかった。
• 高校でつまづいてしまったモルを完全にとは言えませんが理解することができて嬉しいです。有機は初めてで難しいと感じましたが、身近なアルコールなどのことを少し知れてよかったです。

• グループになって行う授業がとても楽しかったし、実際に模型を用いてグループの人と協力して構造を考えたことはスムーズな理解へとつながったと思う。また、非常に質問をし易い雰囲気だったので、疑問に思ったことをその場で質問して解決できて良かった。アミノ酸などをしっかりと覚えて今後に役立てていきたいと思う。
• 実際に模型を使って作業したりしたのは、難しかったけれど、イメージしやすくなり、自分の為になったと思います。先生のエアロビ時代のお話や脂質などの詳しい説明、大変興味深かったです。
• 化学が苦手だったので、最初はどうなるか不安だったのですが、基本的な事もたくさん教えてくださり、分からなかったところが解決したりととても良かったです。ただ聞く授業ではなく、積極的に参加できたのが、とても授業を楽しめた点で大きかったです。
• 4人ずつ班に分かれて授業を受けるというのは、わからないことがあっても、すぐに相談できたのでよかったです。
• グループ毎だったので、話しながら一緒に勉強できるところがよかったです。あと一回だけ実験をして楽しかったので、実験がもう少しできたらいいなと思いました。
• 配位結合のことや脱水縮合のことがわかったのももちろんよかったけれど、私は何より高校の頃から苦手だった構造式が、見落とすことなく自分で書けるようになったことがとてもうれしかったです。また、グループになって授業をやったことで、これらのことがより楽しく身に付いたように思います。この授業で得たことを、後期以降に活かせるように頑張りたいと思います。
• 化学の基礎を板書と通してやるのではなく自分で考えることで、仕組みから理解することができて良かったです。
• 高校の入試のためにやる化学と違って化学にでてくる一つ一つのことを深く学ぶことができてよかったです。あと、グループで助け合いながら学んだのでより理解が深まりました。
• 受験の時に応用問題ばかり解こうとしていたけれどできなくてずっと苦手意識をもっていたけれど、基礎をきちんとやり直して今まであやふやだったところを理解できたので、少し苦手意識がなくなった気がしました。ダイヤモンドなどを組立てるのが面白かったです。
• 頭の中だけで、考えていた分子の構造を実際に作成してみたことがとても分かりやすくなりました。
• 楽しかったです。
• 化学に対してとても苦手意識があり、分からなかった所もあったが、その分、わかった時、自分で解けるようになった時はとてもうれしく、楽しかった。実際模型を使って行ったりするのはわかりやすかったです。
• 時間ありませんでした。・・・楽しかったです。
• ダイヤモンドを作ったり、グループで相談して答えを出したり、楽しい授業でした。高校の時よりはわかるようになりました。

＜理解できたこと、調べてみたいこと＞

• アミノ酸というものとタンパク質に関係があることはなんとなく知っていましたが、アミノ酸はどういうものか、またどこで関係があるのか知りませんでした。しかし、今回の授業でアミノ酸にはアミノ基・カルボキシル基が含まれていたり、脱水縮合によって、アミノ酸がたくさんつながってタンパク質になることがわかりました。他にもモル濃度などの計算といった後期の化学実験に必要な知識を身につけることが出来ました。今後調べてみたいのは、身近なタンパク質がどんなアミノ酸で構成されているのか、また、何種類のアミノ酸が含まれているのかということです。
• ①CｎH2n＋2の構造式は枝分かれをしてもCｎH2n＋2の形は変わらないため、様々な構造式がかける。名称も、何個目に何がついているか(例えばメチル、エチルなど)によってつけることができる。また、Oが含まれた場合、分子式は同じだが、示性式によってどんな性質か見分けることができる。②アミノ酸やエステルが生成する時は脱水反応が起こる。エステルは脱水縮合し、そこで縮合は終わるが、アミノ酸は何度も脱水縮合を繰り返すことができ、ペプチドになり、蛋白になる。③他にも今まで大の苦手だったモル計算や知識があやふやだった陽子・電子・中性子についても理解できた。④今後、脱水縮合の逆の加水分解について、もう少し詳しく調べてみたい。⑤2員環や3員環をつくる構造式も分かるようにしたい。
• 今まで私はきちんと模型を使って分子の構造を勉強したことがなかったので、端にくるＨは横につけても下につけても結局は同じ構造になるということが理解できませんでした。しかし、先生に模型を使って分子の構造は立体的になっているということを教えてもらってから納得できるようになりました。また、あるアルコールとエーテルの脱水縮合や加水分解については、きちんと構想式を理解してから学習したので、2つの物質同士が結合するという法則がとてもすんなりと頭の中にはいってきました。
• ブタンやペンタンなどのＣの長い鎖を基本とした構造式を書けるようになった。身の周りの物は全て化学で説明できるものばかりなので、色々なものに興味をもって調べていきたいと思う。
• 私は有機の分野を習っていなかったので、初めは全くわかりませんでしたが、習った後、高校の教科書を出してきてみて読みました。すると先生の言っていたことが徐々に理解でき、命名から構造、特にCｎH2n＋2はよく分かった。これからは、もっとアミノ酸について調べ、有機を深めたいと思います。
• 命名のしかたやアミノ酸に基本構造が存在すること、など多くの知らなかったころを理解し、考えることができました。参考書を読んでいて、中和滴定の実験をやってみたいと思いました。
• モルや個数を調べえる実験で、実際に水の重さや密度を計って調べることによって求められることを知り驚きました。又、有機の範囲で、エステル、エタノールだけでなく硫酸や硝酸などもカルボン酸と同じようにエステルを作って、脱水縮合を行うという事が分かった。脱水縮合を実際に実験でやってみたいと思いました。
• モルやアボガドロ数など、体積を表す単位の意味がわかるようになりました。また、それらを使って計算もできるようになりました。授業で学んだアミノ酸は、生物でもでてくるので、アミノ酸について、またペプチドについて、よく調べてみたいです。
• 今まで配位結合やモルについてあまり知らなかったけど、授業や実験室でやったことなどによって少しは理解できるようになった。構造式と電子式の違いが分かるようになった。1＝モノ、2＝ジ、3＝トリなどの数字や数え方をほとんど知らなかったが、授業でやったものについては覚えることができた。分子式と組成式の違いを理解した。
• モルというのは。分子が6×10　23乗　個集まった単位だということ、ＨとＯＨを持つ分子は水がとれる脱水縮合をし、逆にＨ2Ｏを加えると加水分解することができるなどを理解できました。また、イオン結合がまだよく分からないところがあるので、調べてみたいです。

• 脱水結合について以前より理解が深まったと思う。また、アミノ酸はずっと脱水縮合できるのに対し、エステルは脱水縮合が一度しかできないということを初めて知った。また、加水分解についても同時に理解ができたので、今度はアミノ酸やカルボキシル酸アルコールを加水分解する問題を解いてみたいと思う。他にも脱水縮合にはどのような種類があるのか、またそれによって何が生成されるのか調べてみたい。
• 配位結合と共有結合の区別がイマイチよく分からなかったのですが、＜配位結合：分子やイオン内の非共有電子対による結合＞であり、共有結合は互いの電子を共有しあっている状態のことをいうのだと、よく理解できました。今後はコロイド粒子など、日常的に見られる化学現象についてより詳しく調べられたらと思います。
• 今まで、有機化合物の構造式を書く事が苦手で、どうしても何個か足りませんでした。しかし、きちんと順序良くCが横に何個並んでいるかで分けて考えれば不足せずに書き出せる事を学び良かったです。また、私はルイスの構造式を点電子式と呼んでいたので、他にも名称があるのか、そしてルイスとは、人の名前か、それ以外なのか気になったので、調べてみたいです。
• 各原子がどのような配置で、いくつ価電子を持っているかがわかり、それによってルイスの構造式の意味が理解できました。
• 今回のテストでメチルやエチルなどの意味が理解できました。でも、まだモルなどの理解がうすいので、後期の化学実験のためにさらに自分で勉強していきたいと思います。
• COとSO2について名前は知っていたけど、化学式を書こうとしたら書けない事に気がつきました。それは、私が知っている共有結合やイオン結合ではなく配位.結合によってできたものだからでした。C、O、Sのような非金属元素が結合するときに、お互いに電子を1つずつ出し合う方法以外に、どちらか一方だけが2つの電子を出して結合することもある！ということがわかりました。また、水分がなくなって2つの分子が1つになる脱水結合やそれに水を加えるとまた2つになる加水分解について、構造式では理解できたので、今度は実験で変化の様子を見てみたいと思いました。
• 私は化学Ⅰの途中でしか高校時代にやらなかったので、化学式やまして構造式なんてよく分かりませんでした。しかし、この授業で実際に模型を使って考えることで構造式の仕組みについてよく分かりました。ペプチド結合についてもっとよく知りたいです。
• 今まで構造式を全て書いたり、名前から構造式を書くのが苦手だったんですけど、まだたまにあやふやになったりする時があるけど、理解できました。世界一複雑な構造式であるものを調べたいです。
• 分子式や組成式を書く時にＣ・Ｈの後はアルファベット順に書いていくということを初めて知って、今までなんとなく理解していたことを正しく理解できました。
• ダイヤモンドの結合を実際作成してみて、規則制通りに並んでいることがよく分かりました。分子によって安定感が違うのでそれぞれ結合をして安定を保っていることも分かりました。
• 構造式の書き方。主鎖となるＣによって、メタン・エタン・プロパン・・・となっていく。等価を考えて、メチル基がついているところが小さい数になるように順番をつけ、2メチルペンタンとなる。アルコールの場合は「～ノール」になり、アルコールがついている方を若くして考え命名する。
• アミノ酸には側鎖が20種類あり、色々なアミノ酸がつながってタンパク質になっていること。
• H2O（水）は、18ｇ中に6.0×10　23乗　個の分子量が存在する。エチル基・メチル基の構造。-OHがつくとアルコール、-O-をはさむとエーテル。

2008年度の内容

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