化学基礎入門

対象:看護学専攻1年生 口腔保健学科1年生
前期、月曜日、3限

授業の目的・内容:

 高校で化学を勉強しなかった人、勉強したけれど苦手だった人、“モル”って何だろう、なぜ看護学や口腔保健学を学ぶ上に化学や化学実験が必要なんだろう・・・・そんな疑問を感じている人達のための入門コースを開設しました。
 後期に必修科目として、化学基礎(連携)および科学基礎実験が開講されます。その基礎知識の習得のための初心者コースです。少人数で、グループ学習も取り入れて、徹底的に疑問な点を1つ1つクリアーしていくことを目的としています。

授業計画

1. 理科の中での化学とは
2. 生命現象と化学との関わり
3. 分子ってなーに、原子との違いは? 
4. 「モル」ってなーに?
5. イオンとは
6. 化学実験に必要な知識:量を測るには重さ? 体積?
7. 濃度の表し方
8. 分子の構造式を書いてみよう
9. 分子モデルを組み立ててみよう
10. 周期表から分かること
11. 化学変化の仕組み
12. その他 疑問に感じていること


教科書:

「 教科書:「基礎から学ぶ 生命・環境の化学 第2版」 三浦洋四郎、船越浩海、岡崎三代(建帛社)
 高校の化学の教科書、生物の教科書

成績評価の方法

出席点、グループ討論、豆テスト、課題レポート等で総合的に評価する

授業風景

授業に関するアンケート

<履修動機>

<看護>
<口腔>
<看護編入>

<授業に対する希望>

<看護>
<口腔>
<看護編入>

<授業を受けて理解できた事>

<看護>
<口腔>
  • アミノ酸結合の時、ただHとOHを結合させるのではなくペプチド基をつくり残基は結合してはいけないことがわかった。
  • シスとトランスの違い。共有結合とイオン結合の違いは電子を共有するか否かである。
  • 飽和炭化水素の一般式が暗記ではなくてなぜそうなるのかが理解でした。構造異性体の見つけ方や等価の意味問題Ⅳのような構造式
  • 脱水縮合反応ではHとOHが取れて結合するのだと思っていたが残基から取ってはいけなくてOHからHを取るように決まっているのだとわかった。
  • 有機化合物の構造を考えるときは手順があるということが分かった。イオン結合と共有結合の違いが生まれる理由が班員と協力して見つけられた。
  • イオン結合。等価という概念を知ったことで異性体の数え方も身につけることができた。
  • プロパンは主鎖3つ、ブタンは4つ、ペンタンは5つ、ヘキサンは6つであること。それぞれの言葉の意味が?だったのが今は主鎖のCの数だとわかる。
  • 分子式や構造式、ルイスの構造式などそれぞれの式のもつ意味合いがなんとなく理解できた気がする。 <看護編入>

    <授業に対する感想>

    <看護>
    <口腔>
    <看護編入>

    2006年度の内容

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