実習と講義による有機合成化学
後期月曜日3,4時限 (岡崎)
2006年度 有機合成化学感想
- とにかく、楽しかったです。何が楽しかったかって、今まで教科書でしか見たことの
なかった器具や方法などを実際に自分の手で触れて、行うことができたのがです。ナ
スフラスコをなでたときなんか、吸引漏斗から耐圧ゴム管を抜いたときのプシュッと
いう音を聞いたときなんか、なんともいえない喜びを感じました。
そして特に、個人的にはとてもオイシイ授業でした。周りの友達がみんな女の子とい
う、普通ありえない状況ですからね。でもそれだけ少人数で出来たことも、考察実験
をあれだけ自由度高くできた理由の一つであると思います。
本当に、貴重な経験をつませてもらうことが出来てよかったと思います。ありがとう
ございました。(T.A)
- 高校から今まで化学の勉強をしてきたが、最初から最後まで自分の計画で進めたのは
初めての経験だった。様々な化学反応を勉強してきたはずであったが、実際に行ってみると、予定通りに行くことは、実はとても少ないことに驚いた。たとえば、物質を合成しても、結果的に手元に残る部分は非常に少なく、“収率100%”など、あくまで教科書的な状況でしかないのである。
今回は、医薬品として使われるアスピリンを合成してみたい!というところから出発して、最後はベンゼン環の検出という思いもよらない実験へと繋がって行った。Internetや本から情報を得るだけでなく、経験や結果から次の段階へと進んでいけるのは、自分で計画した実験だったからこそだと思う。
期間としては長くなかったが、教養部でもっとも充実し、有意義な授業のひとつだった。学部に上がった後もこの授業での経験を生かしていけると思う。 ありがとうございました!! (Y.N.)
- 実験はもともと好きだったので、あの広い実験室で机を広々と使いながら、やったことのない実験ができて毎回とても楽しかったです。風邪をひいて1回休んでしまったことが残念でたまりません。
緻密な計画を立てたり、丁寧に作業したりということは得意ではなかったので、大雑把な実験になってしまいましたが、自分のやりたかったことができて、特にエバポレーターを使うことができて満足しています。沸騰石を作ることから始まって、少人数ならではの状況にあわせた柔軟な授業が大好きでした。化学実験のときには使うこともなかった器具や薬品が実験室の中にはいろいろと隠れていて、ほしいものを探しだすのもおもしろかったです。実験のために工夫された器具の形にもよく考え出すなぁとおどろきました。
楽しい仲間と素晴らしい先生に囲まれてやる機会の少ない有機化学の実験をすることができてほんとによかったです。ありがとうございました。(A.Y.)
- 初めは、蒸留や吸引濾過を体験すること自体が新鮮で楽しく思えました。自分の実験も、色の付いた実験がやりたい、というくらいの気持ちで色素の合成を始めたのですが、教科書に書いてある通りの手順を踏んでもやってみると新鮮な驚きや発見があり、とても楽しかったです。(Y.M)
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