化学実験感想2002年度
- 医学科
-
- 初めて一人で全ての作業を行なうということで、高校までとは全く違い緊張感があり、作業に手こずったことも何回もありました。一週間で最も大変な時間がこの化学実験でしたが、7時頃終わってかえるときの達成感はひとしおでした。 (H.A)
- どの実験も、予想外の難題が待ち構えていて、毎回どきどきしました。一人で実験をするのは初めてだったので、責任が重かったけれど、友人と情報を交換したりすると、不思議と心が落ち着いて、忍耐強く実験をすることができた。失敗したらどこが悪かったのか、どのようにすれば良いのかを考えられるようになれたし、先生とのノート面接も楽しみになりました。実験、とっても楽しかったです!ありがとうございました。(Y.A)
- 高校時代は紙の上だけで起こっていた現象を、自分の手で行い自分の目で観察できたことが何よりも楽しかった。初めはもたもたしていた実験操作も回を重ねるにつて上達していくのが実感できた。やはり、実際に自分の手でやってこそ「化学をやっている」という気がした。この経験は学部に行ってからの実習などでも役に立つであろう。(Y.I)
- 「ここで白色沈殿ができてくれなかったら...」などと、異様な切迫感をはらみながら、実験をやり続ける状態は、はっきり言って精神的に辛かったです。でも3回目くらいに「あっ、この色について考察しよう!」と思い付いて、本で調べることができた時は、自分が少し成長した気分でとても気分が良かったです。一人でやる事でぼーっとすごす事もなく、将来やるのだろう実験に、大学生になって少し近付けたのかなぁ、などと感じました。(Y.I)
- 疲れたが、非常に有意義なものであったと思う。特に誤差に悩まされたが、そのおかげで正確、精密な実験を行う事がいかに困難であるかわかった。H2Sの腐卵臭も、実際にいやと言う程かぐことができた。いい意味で、二度と味わえないような体験ができて良かった。(H.U)
- 「良い研究者は実験データに正直でなければならない」との話を肝に銘じて実験や記録を行った。実験結果が予想外の一見面倒なものになった場合にも、できる限り正確にかつ正直に記録した。失敗ももれなく記録した。またそうした予想外の結果、失敗に対しては、考察で自分の考えをまとめるようにした。内容ある考察がかけたときは嬉しかった。こうした作業を通して実験技術はもちろんのこと、精神面でも鍛練された気がした。(S.K)
- 化学実験を行うまではユウウツで嫌だなぁと思ったりもするが、実験中は夢中になったり楽しんだりしてしまう。プライマリーレコードを書くのも楽しくなる。実験報告を書くのはつらいが、仕上がったときはほっと一息できる。一週間の思考のうちで化学実験の占める割合がかなり大きかった。化学実験が終わると週末気分だった。そして、定量分析テストで合格できたとき、とてもうれしくなった。自分のノートを見ると、自分の成長やがんばりの跡が見れていいと思う。(M.K)
- 今までの「実験」という言葉のimageが変わった。「頭」だけでなく「体」も酷使する作業だったのだ。今後の「実験」での記録の取り方(の基本)を学べたと思う。(K.T)
- 受験ではただひたすらおぼえるだけのイオン分析が、これほど手間のかかるものとは思わなかったが、イオンが検出されると充実感がありおもしろかった。定量テストでも、受験の計算のみと違い、誤差の存在の大きさに気付いた。(S.T)
- 一言でいうと教科書に書き過ぎてあって面白みがあまりなかった。だからその分考察実験では自由にできてとてもおもしろかった。書き過ぎてあるので実験ノートも教科書丸写しみたいになってしまうので、教科書にはフローチャートみたいのではなく、必要な情報だけを取り出し、それを一人一人が工夫して実験できるような授業だといいと思う。要するにいわれたものを書かれた通りに進めるのではなく自分のやりたいことの情報を教科書から得るような授業がしたいと思います。(T.N)
- 実験初日に「化学実験は嫌いです」と岡崎先生に断言してしまいましたが、やりはじめるとそんなことなく、すごく楽しくできてしまいました。自分でもびっくりです。これはやはり、自分で考え計画する機会が与えられたからだと思います。ノート面接のときの先生のコメントから、重要なヒントをもらうことが多かったです。ありがとうございました。(K.H)
- 化学実験のテキストをマニュアルと考えて、その通りに実験を進めているうちは、実験に何の面白みも持てず、ただ夜遅くまでのこって疲れるということだけを繰り返していた。それは私がまだ実験に慣れていなかったからでもあろうが、しかし実験方法やその背景についての理解が深まるにつれ、少しずつ余裕が出はじめ、考察ができるようになり、少しはおもしろさを感じられるようになった気がする。実験を少しは楽しめるようになったことが、この実験での一番大きな収穫であったと思う。(T.M)
- 定性分析も、容量分析も、初めての実験では要領を得ず、手際良く実験をすすめられなかった。高校の授業では化学実験がほとんどなく、初めての経験ばかりだったので毎回楽しめたと思う。特に無機定性分析で、知識的には前から知っていた色の沈澱が、鮮やかに析出する光景はけっこう感動的だった。(S.M)
- 化学実験を通して、実際に自分がどうすればいいのかということをよく考えられるようになったと思う。初めはよく考えずに実験していたのだが、実験を繰り返していくうちに、自分で考えられるようになってきたと思う。この体験を将来生かしたいと思う。(T.M)
- 歯学科
-
- 一学期のはじめは友達も少なかったが、実験の相談などをするうちに沢山の人と話す機会が増えて、友達ができていった気がします。ノートをまとめるのはすごく大変だったけれども、実験の最中はとても楽しかったです。(Y.I)
- やりたい実験はいろいろあった。牛乳の中でもどの牛乳がカルシウムは多いのか、どうして実験は失敗するのかなど。しかし、実際は、最低限の課題をこなすにもいっぱいいっぱいで、考察実験の余裕はなかった。思った以上に時間がかかり、疲れる授業だったが「未知なるもの」を扱う、ゴール(答え)のない実験は本当におそろしく、不安なものであった。「判断」するのがこんなに難しいこととは知らなかった。私は歯医者になった時、未知なる疾患の「判断」ができるようになるだろうか…。(K.I)
- 自分一人で考え、責任を持って実験を行うというのは確かにハードだったが、それでしか味わえない実験のおもしろさ、醍醐味を少しでも感じられたことに非常に良い経験でした。ありがとうございました。(H.I)
- いつも要領よくすることができずに、長い時間かかってしまったけれど、自分で計画を立てたり、すべてのことを自分ですることはとても大切なことだと思いました。また、分からないときには友達や先生に相談して、コミュニケーションをより良くはかることができて、良い経験となりました。(T.I)
- 何かと学ぶことの多い授業だった。実験の目的をきちんと理解していなくては、スムーズに進まない。実験や器具の取扱の知識が十分であっても、例えば指示薬の微妙な色の変化を読み取る“経験”がなくては正確な結果は出てこない。一つの実験をするにしても、ありとあらゆる知識、経験が必要だと実感した。化学実験に限らず他の教科でも、これからの限られた時間の中で様々な総合的な知識を身につけていかなくては…と感じた。そしてその知識を利用し効率良く“経験”を積んでいきたい。(T.O)
- 高校時代では4人1組で行ったため、何もしなくても良い実験が多かったが、この授業のおかげで自分で明日どうやって実験するかを考え、結果を出し、考えるという実験することの楽しさを知った。また、周りの人や、同じ試料を持っている人と相談したり、聞いたりすることで友達の輪が広がった。(A.K)
- 化学実験は、かなりつらいけれども、おもしろくて自分の根性をよく鍛練した。(K留学生)
- 「一人一人で考え、一人一人で責任を」と言われたことが実験をしてみるまでは不安だったけれど、実際にやっているといろいろな反応を実際に見られるということが楽しみになってきて集中してすることができるようになってきた。集中した分疲れたけれど、5種類のイオンが当たっていたときは嬉しかったし、溶解度積など本の上でしか見なかったことを実際に確認できておもしろかった。個人的にはイオン分析の方が好きだったけれど、どの実験も良い経験になったと思う。(C.K)
- 最初の方は一人で全部やるなんて信じられなかったが、マイペースにやれるので楽しんでやることができた。未知試料に何が入っているか分からないので不安だったが、テストでは5つのイオンを全て分析でき、容量分析テストでは神の称号がもらえて嬉しかった。(S.G)
- 週の最後にこの実験で、毎回終わるたびに充実した気持ちが味わえた。色々な作業をやる恐怖の授業だったけれど少しずつ慣れ、自分が何をやっているのか分かるようになったのはかなりの進歩だと思っている。自分で考えながら作業するという体験ができ、自由にできたのでとても楽しかった。(M.T)
- 高校などのときと違い、各々が違うものを扱い、各々が考えるというマニュアルどおりに行わない実験にふれられたことは、とても有意義であったと思える。これからも何か考えるという作業を続けていけたらと考える。(A.D)
- 一人で実験を行うことがこんなに大変だったとは…。毎回、とても作業が遅く、最後までのこっても実験が終わらなかった回も何度もあった。特に、初めのころは試薬一つ希釈するのにも、計算に自信がない、どの道具を使えばいいか分からない、などの理由でいちいち戸惑っていた気がする。それでも、後半はだんだん要領を得てきて、少しだけ楽ができる方法などを自分なりに考えながら実験できるようになってきた。試薬や器具の扱いも身に付き、化学そのものへの理解や興味も深まったと思う。確かにハードな授業ではあったが、実験中は疲れも空腹も忘れて没頭している自分がいた。レポートには悩まされたけれど、今となっては全て良い思い出だ。ありがとうございました。(H.M)
- レポートにおわれて寝不足気味になりつつも、成功した所よりむしろ失敗した所に関して「なぜ、どうして?」と考察を書き上げていくのは楽しかった。消化不良な部分も多いが、勉強にはこういう面も必要なのだろうと感じた。(K.M)
- 検査技術
-
- 初めはどうなることかと思ったが、考察実験などなんとかこなせたのでよかった。化学実験をやっていると、時間がたつのがあっという間だった。おもしろかったです。(E.U)
- 予想外の結果が出てきて戸惑ったりもしましたが、「マニュアルから一歩出た」実験に触れることができ、有意義でした。自分で考える訓練にもつながると思いました。(A.K)
- 今まで勉強してきた化学とは全く違う科目のような気がしてならなかった。わずかな誤差も見逃せないところなど、理論を抜け出した化学はとてつもなく難しいというのが全体を通して感じたことです。(T.K)
- すべての実験で自分一人でやらなければならないのはかなり厳しかった。でもその中で学ぶものも多く、実験に対する興味がさらにわいたのも事実である。(A.K)
- 最初は大変だーという気持ちが強かったけれど、慣れてしまうといろいろなことに興味を持って「実験してみたいなー」と思うようになった。トラブルもいろいろあったけれど、楽しかったと思う。(N.N)
- 全てを一人でやるのはとても大変だと思いました。でもこういう経験はやはり大学ならではの感じがするし、今後のためにも絶対に役にたつと思うので、大変だけどやりがいのある授業だと思いました。(T.H)
- 今まで受けてきた授業の中で一番といってもいいくらいきつい授業だった!でも、だからこそやりがいを感じるときもあった。なかなか楽しかったです。(N.H)
- 正直な話、毎週化学実験が終わると、自分の手際の悪さに気分が暗かった。が、その週の失敗から次の週につながる教訓を見つけだし、次の週に何らかの形で成功を収めたり、容量分析で合格したのはうれしかった。大変だった分、この授業で得られたものは多いと思う。(M.H)
- 私は実験に時間がかかってしまい。毎回実験室を出るのは最後の方だったけれど、実験は楽しかった。全部一人でやらなければいけないので、大変だったし、失敗してしまったりもしたけど、とても勉強になったと思う。(C.H)
- 今までほとんど実験作業をしたことがかかったので不安だったが、とても興味深くまた楽しい授業だった。特に呈色実験では、参考書で学んだことが自分の目で確かめられて良かったと思う。(S.H)
- 一学期に化学実験をやった人から様々な噂を聞いていたので恐れていたが、実際はじまってみるとすごく楽しくて教養の授業の中で最も充実していた。実験ノートは何回分もためていたので最後は大変だったが、実験自体はすごくやりがいがあって良かった。個人で実験すると大変な分、少しずつ理解しながら自分のペースにあわせてできるので、疑問に思ったことも解決しながら実験を進めることができた。考察実験では自分の興味のある分野について実験ができたので良かった。(A.H)
- 化学実験は大変だと聞いていたが大変さよりも私は楽しさの方が勝っていました。ほぼ成分が同じ飲料水でも指示薬を入れると黄色とうす紫と異なった呈色となり、違いが視覚的にあらあわれるのが面白かったです。もっと実験時間があればいいのになぁと思いました。(W.M)
- 看護
-
- わかりやすく、取っ付きやすい内容の実験が多かったので、楽しかった。身近な試料を使う実験も多かったから、似たようなものでも違いがやっぱりあるものだと思った。(M.A)
- 化学苦手な私でもスムーズに実験できたので良かった。身近なものが題材になって(牛乳、スポーツドリンクなど)いたので興味を持ちやすかった。(C.A)
- 実験は楽しかったけれど、理論が分からないまま単純に「色が変わったー!」などと喜んでいたときもあったので、しっかり予習をやるべきでした。(K.O)
- 「試薬瓶のラベルがはがれたらどうする?」や「中和滴定による酸の濃さの比較」の実験は、化学の受験勉強で、紙面上で計算する方法は知っていましたが、実際に自分の手で実験を行い、自分の目と鼻で確かめることで、より具体的に実験を理解することができました。また、「キレート滴定」や「牛乳中のCa2+の定量」などの実験は、初めて行って新しい実験の方法を知ることができました。本を読んで実験を理解するのと、実際に自分で実験を行って理解するのとでは、理解の幅が大きく異なることを実感しました。(R.K)
- 一つの結果を出すのに繰り返しが必要で時間がかかり、大変なことが分かった。(M.K)
- 頭で覚えているだけだった反応を自分の目で確かめられたのはとてもいい経験でした。(Y.S)
- 化学ができない人でもなじみやすく、楽しくできる実験でした。(K.S)
- “実験”というので「難しい」という認識があったのですが、意外に面白く楽しくできました。考察についても、自分で化学の資料集を見るようになってました。前よりも化学が好きになったような気がします。(M.S)
- 最初は化学実験なんてついていけないと思いましたが、先生の実験前の説明を聞き、共同実験者の助けを借りて、毎回楽しく実験することができました。でもその後の考察(Report)には何時間もかかり、目的を書くだけでも一苦労でした。(J.N)
- 実験は1、2回は大学受験の際、何度も反応の勉強(暗記)をしていたのですが、それを実際に、自分の手で行い、目で反応を見るという体験ができ、一層の興味を持て、楽しかったです。(K.N)
- 毎回、毎回、失敗もしたが、そこから気を付けようとしたこともあったので、「取り組めた」とは思うが、丁寧さにかけていたことを考えると、6回は少ない期間で、あっという間だった。(M.Y)
- 実際にやってみると、講義スタイルの授業ではできない、失敗ができ、それについて考察する、ということができた。失敗が多かったけれどその分学んだことも大きかったように思う。(M.Y)
- 薬品の取扱が最初は恐かったが、それは知識がないせいであったので、正しい知識を持って取り扱えば、恐いことはなく、楽しく実験が行えた。変色反応は特に視覚的にも楽しかった。(E.K)
実験のページへ戻る