履修した動機
- 奈良先生の授業だったので履修しました。
- 理系科目が好きであることと、S科目の単位が足りないこと。
- 2学期の生体分子分光学演習に興味があり、S単位が一つ足りず、なおかつ奈良先生の講義だったから。
- 単位が必要だったから。今までの化学の勉強が楽しかったから。
- 自由選択科目が一つ足りなかったから。
- S科目の単位が足りないということもありますが、名前的に多少興味を感じたので選択することにしました。
- 自由単位が1つ欲しく、また化学ポテンシャルを全く理解できていない自分がいたため。
- 1年3学期に風邪で出席しなくてS科目3単位のうちの2科目を落としてしまったから。
- 1年生後半に学習した化学ポテンシャルなどがいかに応用できるのかに興味を覚えた。
- 物理化学の理解を深めたいから。専門へのステップ。
- せっかく物理化学を1年生で習ったからもっと習いたかったです。
- 学部に上がるとこういう物理や化学の基礎の授業を受ける機会がなくなってしまうため。もう少し詳しく物理、化学をやりたいから。
- 興味があるため、理解できなくても話くらいは聞きたいので。
- 単位数不足。化学の知識を増やしたい。
この授業に期待すること
- 物理化学がどのような分野か知らないので学んでみたい。物理よりの話も聞いてみたい。
- 得るものが多いことを期待する。水の化学で得たものは知識よりも経験であったように思えたので、学力の面で得られると良い。
- 物理、化学、生物が全て結びついている領域を今まで意識して勉強したことがなかったので、相互の結びつきを実感したい。
- 動機を忘れられるような興味深い内容を期待します。
- 抽象的で把握しづらいのは正直いやです。物理生化学が実際の現場でどう使われているかといったもっと身近なもっと現実的な講義を望みます。
- 将来に何かしら役に立つ(医学)ようなことを扱っていただけることを期待します。あと、逆にこれから先学ぶことがないような工学的な内容にもちょっと触れてみたいです。
- 化学ポテンシャルが理解できること。
- 学部に行って使える知識。
- 湯島での学習への足掛かりになるような講義。
- 専門での生化学を少し先取りできる内容を学びたい。
- なんか興味深い話を期待しています。
- 物理、化学、特に物理の知識の増大。
- 物理、化学について自分が理解できるようになりたい。
- 化学の講義につながる講義であればうれしいです。
第2回(4/25)
- 難しかった。一問に時間がかかりすぎてしまい。なかなか進めないのがつらい。
- やっぱり英語はつらい。解くスピードが日本語と比べて格段に遅くなる。輪読にするとレベルが下がるため、やりたくない。どうしても学生同士でやる形式ではレベルが低くなってしまうのでは?
- 習った部分はだいたいできました。ということは勉強すれば全部できる?、、、といいいのですが。
- 2番、5番が全然わからなかった。
- 辞書を駆使しまくってこのありさまです。文章は理解できても化学の力がなければなんともならないんですね。
- 時間的に厳しかったです。IQが低いんでしょうか。アメリカで医者になるのは大変ですね。相当優秀じゃないとなれないんだなって痛感しました。
- 5番が全く分かりませんでした。未知の分野です。
- 軌道はまだわかりません。難しくはないけど忘れている部分が多いのと、試験への感覚がにぶっているのでダメでした。
- 自信をもって応えた3〜6が間違えたのがショック、、、。
- 前回よりはできた。→ウソ 言葉にならない程のショックだった。もう少しできたとは思ったのだが、、、。
- ひどい点数だけど、少し勉強したら取れそうでした。
- 次回の内容が分かればちょっと準備でもできるかなと思われました。2番の問題間違って本当に申し訳ありませんでした。
- 英語は意味が分かりません。
- 思ったよりも難しかった。
第3回(5/2)
- 統計力学的エントロピーはよくわかったが、部分モル量の範囲が難しかった。
- 今日は進むのが速かったです。何人ついてきたことか。僕は大体大丈夫ですが、、、。こんな感じでもいいと思います。
- 疲れてしまいました。今までの化学の内容を結構忘れているなあと実感しました。勉強し直そうと思います。
- 最後(残り30分ぐらいから)がまったく理解できませんでした。基本的に難しいです。授業は一方的でいいと思います。
- エントロピーに対する理解が深まった。授業の延長はやめてほしい。
- あらかじめある程度英文を読んでいたのですが、部分モル量が出てきてからぐっと詠み進めるのがおっくうになりました。未知の単語が出てきてもそれにめげず解読する力の必要性を痛感しました。
- 久しぶりに統計ができて楽しかったし、理解も証明はできないにしろほぼ完全にできたのですが、この内容を説明できる気はしません。個人的には全部説明してほしいのですが、、、。何がしたいのかもよくわからないので。
- 統計力学の復習ができたのが有意義だった。部分モル量あたりからペースが速かった。私は今回の形式でいいですが、、、。
- 正直疲れました。最後の方は書くだけで全く理解が追いつかない状態でした。
- 難しいけど面白いですね。今回の形式でも参加の形式でもどちらでもいいです。
- 今日のはとりあえず分かった気がします。
- はじめの方の統計力学的な話とかはわかりやすかった。あとのほうの部分モル量の話はやはり1年のとき怠けていた自分には難しかった。できるだけおてやわらかにしていただければありがたいです。
第4回(5/9)
- 難しかったので、少し問題を解いてみたかった。
- 難しかったけど、頑張っていきます。
- 先週欠席したので、わかりません。まだ追いつけると信じて頑張ります。残りの授業はがんばって出ます。ハイ。今日の授業は面白かったです。久々に頭を使いました。
- また最後が分かりませんでした。最初くらいの速さでお願いします。
- 板書は分かりやすくて良かったです。しかし、これで何が分かるのだか、だとか、データをどう集めるのか、だとかよくわからないことが多くていまだにしっくりこないです。
- 先週は演劇の公演のためにお休みさせていただきました。すいません。ちなみに実際のエタノールには飲料用途に用いられることのないように、若干のメタノールが含まれているそうです。エタノールには酒税がかかりませんから。授業難しすぎます。ノートとるのが精一杯です。
- きっと今は理解していても来週には忘れるんだろうな。もう少し勉強します。
- 先週出なかったので、全くわからなかったです。
- 今後の展開が楽しみ。
- 先週よりはスピードがゆっくりでよかったです。内容が面白いです。
- ま、とくにないですね。
第5回(5/16)
- さほど難しくない。
- 理想からのずれの埋め方がいろいろあることを知って驚きました。
- 今日は大丈夫。
- M君の答えとは、変形すると一致する。
- 演習問題は適当で、むずかしくもなくてやさしくもなかったですね。
第6回(5/23)
- 共役駆動力の話が面白かった。
- 今週の内容はなかなか興味深く面白い。
- 昔の範囲で忘れてたりするところもあるから、復習しようと思った。
- 今日は非常にわかりやすかったです。
- 生物にからむ、より実戦的な演習問題だったので大変刺激がありました。(自分は全然できませんでしたが)今までは生物と化学の関連づけが自分の中でうまくできていませんでしたが、これからはそのギャップが少しずつ埋められるような気がしてちょっと楽しみです。
- 違う問題を解いてしまいました。
- 毎回大変です。ついていくのが精一杯です。
- dUの式の一般化に驚いた。
- かなり忘れているところがあった。復習します。
- 来週もっと面白い内容になることを期待しています。
- 今日の授業は一番満足しました。次の授業を期待しています。延長しても私としては全然構いません。
- ところどころわかる部分があってうれしいですが、やはり熱力学のことをほとんど理解していないため、難しかったです。
第7回(5/30)
- 線形現象方程式の話しあたりからつらかった。
- 学部の勉強を先取りした気分。
- 式変形が複雑で難しいです。問題演習で具体的にやれば分かると思います。
- 何をやっているのかよく分かりませんでした。勉強不足です。演習も含めて家で頑張ってみます。
- 説明+その日にやったことの演習という形の方が分かりやすい気がします。演習が次週になると、前週にやったことが身につきにくいです。
- しばらくSから離れるとよくわからなくなりますね。
- 前回休んでしまったので、ちょっとわからなかった。問題自体がなかったので、、、。
- 部活で言うところの体力練といったところでしょうか、頑張って復習します。
- つかれましたが新しくいろんな言葉が出てきて新鮮で楽しい。
- 今回の授業はあまり分かりませんでした。
- まがりなりに発表できてよかったです。
第8回(6/6)
- 演習が最後なのはよかったです。
- 最後に演習をやると分かりやすいと思う。
- 最後に演習をしてくれた方がよい気がする。
- レポート頑張ります。レベル高いですね。
- 膜を介した3つの輸送の違いがよく分かりました。
- 拡散の流れは濃度勾配を減らす方向であるという直観的に分かることを実際に式で証明したのはなかなか興味深い。
- ナトリウムポンプだとかイオンチャネルなど生物学で扱った内容にも話が及んできたので、非常に興味がわいてきました。少しずつ基礎学問のネットワークがつながってきた感じがします。
- 3学期にやった内容がより深くなった気がします。3学期はかなりなまけた生活していて、やった内容もかなり忘れているので、今日は久しぶりに思い出せてほっとしたような、感動したような感じです。
- 生命現象における具体例を挙げて熱力学法則の重要性を論じるというのは難しい。やはりテーマを選ぶとしたら。膜関係について考えるべきだろう。
- 実際に演習をやるとよりわかりやすくなってよかった。
- 難しいけど教養の授業の中では一番面白い。神経伝達に拡散を用いると1mの伝達に160年かかるというのは笑えた。
- 私はまだ理解していないことがたくさんあるため研究レベルまではできるかなと思っています。でもできれば是非参加したいと思います。
- 演習問題が解けませんでした。よくわかりませんでした。あまり授業が理解できなかったので、難しかったです。
第10回(6/20)
- GHKの式が少しわかった。
- 式が複雑でなんじゃこりゃ、といった感じだったが、最後には「これか」と思えるものだった。えてして一般化された理論は難しいと思った。
- きちんと勉強して、生体内における様々な式を理解できるようになろうと思った。でも難しい。
- 将来脳神経を対象に臨床研究をやりたいので、もう一度膜ポテンシャルの話を復習して理解しなおしてみたいと思います。レポートに反映できるよう頑張ります。
- GHKの式は意外と理解できた。
- 前回に引き続き、途中で具体的なケースについて紹介してくださったので、助かりました。しかし、我々の世界が自然対数eを含む式で記述できることなど、よく考えてみれば不思議なことばかりです。こういうものなんだと無理やり納得するしかないのかなとも思います。
- 見た目はごっついGHKですが、大変重要だと思いました。しかし、導出方法はあまり理解できませんでした。レポートのテーマがなかなか決められません。
- いろいろ知りたいことが増えましたが、理解が全然追いつかないので、レポートを書くのに早めに復習しようと思います。
- 今日の授業を聞いて、レポートは拡散、半透膜、電位に関する式を題材にしてみたいと思います。生化の教科書を手に入れたので、より具体的な問題について考えてみたいと思います。
- GHKの式だけはしっかり覚えます。
- なかなか難しかったですが、結果がなんとか分かったかなという気がしました。
- 来年への自信がついた気がする。
第11回(6/27)
- 反応速度のよい復習となった。ギブスエネルギーとの間に関係があるところが面白かった。
- 反応速度論が理論的に少し分かった。律速の話とか出てくるかな?と思ったけれど、出てこなかった。
- 一次反応、二次反応などは少し聞いたことがあったが、なかなか難しいものだった。今回しっかりと学んで、やはり難しいと思った。
- アレニウスの式は高校のときの参考書に載っていましたが、初めて(何となくではありますが)出どころがわかりました。
- 反応を理解するには、ギブスエネルギー、つまり熱力学の理解だけでは不十分で、反応速度に対する理解も必要である。反応速度は化学反応式を見ただけでわかるほど単純ではない。実験で求める。一次反応の半減期は初濃度に無関係なのに対し、二次反応の半減期は初濃度に逆比例する。よって半減期を調べることで、一次反応か二次反応かを知ることができる。
- 高校でやったこととけっこうかぶるところがあったので、理解しやすかった。
- 予備校でやったところが結構あったので、ちょっとなつかしかったです。理論と実験が入り混じっている点はちょっとわかりづらかったですが。
- 高校化学では反応速度論でごまかされた感じがしていただけに。スッキリしました。
- 教科書を事前に読んでおいたので、今日はほぼ全部理解できました。
- 遷移状態を用いて、速度論が進んでいったのがおもしろかった。(普通思いつかないと思う。)
- 新しい章に入り、反応速度についてであったが、なんとなくなつかしいものがあった。
- 前回よりも簡単になりました(笑)。
- なかなか理解するのが難しかったです。
- 高校のときにやったことと少し重なっていたので、前半はやや理解しやすかった。でも後半のところはあまり理解できなかった。
第12回(最終回)7/4
- 4限の休講が多く困ったが、いつのまにやら1学期も終ったなと思った。2学期をどうしようか検討中です。
- 酵素の話は面白かった。熱力よりも取り組みやすそうなので、夏休みに本当に読んでしまおうかなと思いました。
- 酵素反応について速度論的な説明を受けたのは初めてで、スクロースの反応の話は面白かった。
- データのプロットの方法で横軸に1/[S]をとったりするのは賢いなと思いました。確かにプロットした点をつないで近似的なグラフを書けば切片がどのような値をとるかを知ることができるので、うまいやり方です。学ぶところが多いにありました。
- 式変形するだけで名前が残せたとは、いい時代だなと思いました。
- 去年の熱力学演習Bは阻害剤までやったらしいので、そこまでやりたかったのですが。あとは気楽に自習します。金曜の午後を無駄にせずにできて良かったと思います。ありがとうございました。
- プロットの仕方一つも重要なのだと思った。
- 式変形が主な内容だったので、まあ理解できていると思います。
- 酵素速度論、定常状態近似、ミカエリス定数、ラインウィーバーバーグの式、今日の講義はよく理解できた。この授業は教養では一番面白かった。再来年度もこの形式がいいと思う。
- 熱力学のところは難しすぎて興味なくなりましたが、反応速度論はおもしろいかなと思いました。
- 先週は反応速度論のことがよくわかったが、今日はあまりよくわからなかった。
提出レポートの例
- 「生命現象と熱力学法則の関係について」F. A.
- 「生体におけるエネルギーの使用と合成」T. O.
- 「ミトコンドリアについて」K.O.
- “Oxidative phosphorylation in mitochondria,” S. K.
- 「生体膜輸送」 T. K.
- 「生命活動における酵素の重要性」S.S.
- 「多重平衡とその例」H. S.
- 「生体膜と熱力学」K. T.
- 「人体内におけるエネルギー産生に関する熱力学的考察」S. F.
- 「生体膜における二次性能動輸送」Y. M.
- 「自己組織化&自己集合」S. S. etc.
提出レポートの中の感想
- 授業ではエントロピーの導入から始まり、統計力学的エントロピー、剰余ギブスエネルギー、電気化学ポテンシャル、膜輸送、Nernst-Planckの式、Fickの拡散第一法則など様々な分野を扱ってきましたが、どれも理論的側面からだけでは理解するのが難しいことが多く、今回のレポートで実際にどのようなものに活用されているのかがわかりよい勉強となりました。特に来年の授業に直結する生命現象との関連を調べることができたのは良かったです。この授業では、今までの一般化学と異なり急に複雑になり、一種のカルチャーショックを受けることもしばしばでしたが、レポートの際にいろいろ学部の本を見て、習ったことが載っていることがわかりこの授業をとってよかった思いました。
- 物理生化学という学問は生体膜をメインに扱っているようで、様々な文献を当たってみても生体膜に関すること以外はあまり書かれていませんでした。そのため、本当は授業でやった内容とは別の内容を扱ってみたかったのですが。結局レポートに書いたのは授業で扱った内容とほとんど同じところです。それでも、本を調べたりして少し掘り下げてみることで、授業でやったところの理解がより深まったので、それなりに実りはあったと思います。また、レポートを書くことで特にギブスエネルギーの概念に慣れることができました。専門分野に入ってもこのような熱力学的な視点をもつことができると思います。この講義では、独学ではなかなか馴染めないような未知の領域を授業で開拓してもらって、最後に自分自身でレポートを書くことで理解を深めるという形になりました。なかなかよかったと思います。
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