東京農業大学教養科目講義「生物学」
○8月1日実施の定期試験について
200名が受験し、Tのマークシートの得点分布は以下のようになりました。平均点は30.35です。
各問に対する解答の百分率のグラフは以下のようになります。正解は問の隣のカッコ内の数字で、赤茶色のバーで表してあります。
このグラフを見ると、一度やった問題は正解率が高く、あとの方になると正解率が下がっています。ただ単に問題と答えを覚えただけの人が多いのではと危惧してしまいます。
覚えることが多いとよくみんな言いますが、英語を学ぶときにまずアルファベットを覚えなければ英単語が書けないように、まず用語を覚えなければ、正しく概念をつかみ知識を積み上げていくことができません。学ぶというのは覚えることではありません。授業中にアクティブラーナーになれと言い続けてきました。英単語を覚えて英作文をするように、生物の用語を覚えて、それから自分で組み立てていってください。そのためにはノートを作って書くことです。ただ見て覚えたという感覚的なことでは、何かを観察して解決法を見出していくためには何の役にも立ちません。大学で学ぶということとはそういうことです。
Uの問いについて
ここでも、せっかくレポートで調べて書いたことが、講義とよくよくつながっていないようです。もう一度、レポートの模範例をダウンロードしてよく読んでみてください。
上にも書きましたが、自分でノートを作って、書くことをしてください。それおぞれの用語には意味があります。ただ用語を組み合わせればよいというものではありません。もっと文章を読んで、自分で文章を書く訓練をしてください。自分の意思を相手に伝えるの手段は、「言葉」によるか、「文章」によるかしかありません。報告書を書くとか、レポートを書くとか、将来にわたって、みなさんは文章を書くことから逃れられることは決してありません。ぜひ、的確な文章を書く訓練をしてください。
文章を書く作法を学ぶために、次の本を進めておきます。
木下是雄 「理科系の作文技術」 中公新書
試験、レポート、見極めテストなどの評価を総合して、評価を行いました。評価のもとになった点数のヒストグラムは以下のようです。平均点は65.8点です。
また、秀、優、良、可、不可の評価の割合のグラフは以下のようになりました。
定期試験の結果については以上です。
「不可」の評価を受けた人は9月12日の3時間目と4時間目の前半で補講を行った後に再試験を行います。今年度から再試験制度がなくなりましたが、この講義が選択必修であることを勘案して、担当者としては再試験を行いたいと思います。ただし試験の問題は、今回の定期試験のようなマークシート方式ではなく、記述式のみにします。夏休み中に、上に書いたようにもう一度自分でノートを作って書く練習をし、準備をしておいてください。なお大学からの成績開示は9月3日で、それでは上に書いたような勉強をする時間が無さすぎるので、以下に該当する人の学籍番号を書いておきます。
40312011、40312015、40312019、40312039、40312040、40312043、40312046、40312048、40312050、40312051、
40312052、40312063、40312071、40312076、40312077、40312079、40312082、40312084、40312096、40312108、
40312110、40312119、40312122、40312127、40312130、40312138、40312141、40312144、40312145、40312146、
40312147、40312150、40312152、40312155、40312159、40312167、40312177、40312182、40312183、40312186、
40312187、40312193、40312194、40312195、40312199、40312201、40312204、40312207、40312209、03100133、
03090056
なお、レポートを提出していない下記のものは9月12日に提出すれば受理します(ただし減点します)。
40312079、40312207、03100138、03090056
学籍番号をこのような形で公表するのはどうかと思って悩んだのですが、勉強してもらいたいのであえて載せました。あしからず。