教養部奨励賞 第5回(平成24年度)作品

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新規5作品

作品1:「起源」松井清花 2011年 ステンレス
(展示場所:図書館分館前の銀杏広場)
作者コメント: 天と地、空と風景の中で、水、そして、そこから生えてきた新しい生命を連想して。

作品2:「tow sides of the same coin」宮崎瑞土 2011年 銅、真鍮
(展示場所:ヒポクラテスホール三角コーナー)
作者コメント: 鍛金という分野の中には絞りという技法があります。金属の板材を金鎚と当て金という道具を使い形にしていく技法です。今回の作品は、この技法の中で最も特徴的だと思われる外面と内面を同時に見せることができるというところに注目し、それを一つの表現として形にできないかと思い制作しました。また、モチーフであるリンゴは、絞りという技法の中で生まれる「張り」を強調するため自然界で「張り」を表すものとして選択しました。

作品3:「想いこみ -wishes-」 松本弓枝 2011年 陶土
(展示場所:ヒポクラテスホール1階ラウンジ西側壁面)
作者コメント: 滋賀県大津市で江戸時代初期からお土産物として売られていた『大津絵』をモチーフにした作品です。大津絵は、絵師が絵に込めた意味とは全く関係なく、民衆によって勝手に「おまもり」の効能が付け足されました。実際効能はないかもしれませんが、人間それぞれが持つ何かに頼りたくなる想いが込められたこれらの作品は、実用性があり、工芸品のように人々の生活に溶け込み、支える役割を果たしています。

作品4:「たゆたふ」 今井美幸 2011年 漆、木、麻布、金粉
(展示場所:ヒポクラテスホール1階ロビー中央)
作者コメント: 流れに身を任せ、ゆらゆらと心地よく漂っている様子をイメージして制作いたしました。見ている方がゆったりとした気持ちになっていただけたら嬉しいです。

作品5:「アオゾラクジラ」 柿崎彩美 2011年 和紙、顔料、コンテ
(展示場所:図書館分館閲覧室壁面)

継続3作品(無料で延長展示)

●「cyclops」 安井(岩田)紗恵子 2008年 アルミニウム、ステンレス
(展示場所:ヒポクラテスホール1階ロビー吹き抜け上部壁面)

●「変景」 山内祈信 2008年 黒花崗岩
(展示場所:法皇塚前の広場)

●「鳴くこと」 鈴木貴雄 2009年 黒御影石
(展示場所:会議室棟と福利厚生棟の間の桜の前)


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