時間割番号: 000884 科目番号: 00020202
フィットネスマネージメント
Fitness Management
 
担当教員
 
開講時期 後期 対象年次 1 単位数 1
科目を履修して得られる能力(コンピテンシー)
 別表1-8)自己の心と体を管理する能力を獲得する
 別表3-3)チームの中で、自己の役割を果たす能力を身につける
試験の受験資格  
 本授業は実習系科目のため、原則全授業の3/4以上の出席を受験(評価対象)の資格とします。また、最終レポートが授業目的達成度の評価となりますので、レポート提出は単位認定の最低条件です。
授業の目的、概要等  
 教育の目的は、より良い人間を育成することであり、より良い人間とは、正義を信条とし、自立して社会の福祉を増進することに努めるとともに文化の向上に貢献しうる人間です。保健体育学分野が開講する授業においても、これらの目的達成にむけての基盤として、本授業の受講を通して自立した個人に求められる健康な心身を生成するために必要なスポーツ・身体活動実践の体験的価値並びに健康づくりにおける論理的意義を学び、その実践能力を高めることが求められます。特に、本授業では受験対策等で萎縮した心身を学齢期の最終段階であるこの時期に賦活させるとともに、今後のフィットネス(健康・体力)管理のベースとなる予防医学の手段としての効果的な運動・トレーニング、栄養・食事、休養・睡眠並びにメンタルマネジメントについて、健康生成の視点からそれぞれに合った方法を用いて客観的に評価し、それに基づく効果的な改善策を継続的に実施することによって、より良いコンディションづくりの基盤を身に就けることを第一の目的としています。
 また、本授業では様々な身体運動文化の実践を通して、適切な基本的生活態度と習慣、他者との協働に不可欠な礼儀、節度、対人関係並びに効果的なコミュニケーション能力等の向上を図ることもその目的です。
 そして、こうした授業目的の達成のためには、学生自身の能動的かつ誠実で責任ある授業態度はもちろんのこと、授業達成目標の共有をはじめとした積極的な姿勢、取り組みが必要十分条件です。
授業の到達目標  
 本授業の最終到達目標には、健康生成の視座から自分自身で自らのフィットネスを適切に管理する能力(フィットネスの自己管理能力)の基礎を確実に身に就けることにあります。そして、この自立した基礎能力の獲得には、大きく分けて4つのステップがあり、その一つ目は継続した各種フィットネスプログラム(適切な運動、食生活、休養並びに他者とのコミュニケーション)の実践です。また、二つ目はその継続的な実践による基礎的なフィットネスの獲得であり、こうして獲得された基礎的なフィットネスが生涯にわたって適切に維持・増進されていくためには第3段階(三つ目)として、それらを正しく自己評価する能力が求められます。授業の中では、こうした自己評価能力を高めるために各種フィットネス評価のための測定や調査を実習するとともに、フィットネス教育用システムTFAS(Total Fitness Analysis System)を用いた評価を年3回実践します。さらに授業における最終段階(四つ目)では、学生自身が前述した様々な実践と実習を通して得た情報を基に、その後の自己管理(生涯フィットネスのマネジメント)にむけたプランニングが求められます。
授業方法  
 授業は基本的に実習形式で実施されますが、内容によってはその学習効果を上げるために講義形式の授業を行うことがあります。
受講学生には各学期とも時間毎に数種類のプログラムが準備されています。学生は、前期の第1回目の授業時に担当教官の指示に従って種目選択を行い、第2回目以降の授業では原則として各種目別のクラスによって授業が進められます。
 前期課題として授業内でフィットネス教育システムTFASにログインし、各自の心、運動、栄養、休養、メディカル面のチェックを実施し、それらから得られた評価を基に自らのフィットネスプランを含むレポートを作成します。
 また、後期は隔週での運動実践の中で継続的にトータルフィットネスプログラムを実践し、授業内で実施する年3回の体力テスト並びにTFASを用いたフィットネスチェックによって自らの包括的なフィットネスを自己評価し、その具体的な獲得を図る中で、その結果等を基に本授業の最終課題として生涯フィットネスプランを含むレポートを作成します。
授業内容  
 基本的には、最低1日/週の頻度で定期的な運動実践並びに各種フィットネス項目の測定評価の実習が行われます(後期は隔週)。授業の中で実施される運動内容には、テニス、バドミントン、卓球、バレーボールなどのスポーツ種目の他に、リラクゼーションや軽運動を含むコンディショニング・エクササイズさらには身体感覚の育成や身体操作法の養成を目的としたプログラムなどが用意されています。また、後期種目選択の一つとしてHealth Rsotrt Medicine の理論に基づいた転地合宿形式での「フィットネスキャンプ」もそれに含まれます。なお、本年度は実施される授業の評価・分析のためのいくつかの調査等が計画されており、全員の学生にその協力をお願い致します。
成績評価の方法  
 評価:参加度50%、貢献度・授業目的達成度50%
 再評価: 有 (レポート等による)
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
 単に授業に参加して運動等を実践するだけでなく、健康生成のための仲間づくりや自らの生涯フィットネスをどのようにデザインするかなど、主体性をもって能動的に自らのライフスタイルを構築してゆく態度や姿勢が求められます。よって、授業外でもフィットネス教育用システムTFASを活用して自己教育力を高めてください。
参考書  
参考書1 ISBN 9784762821790
書名 身体活動と行動医学 : アクティブ・ライフスタイルをめざして
著者名 J.F.サリス, N.オーウェン 著,竹中晃二 監訳, 出版社 北大路書房 出版年 2000
参考書2 ISBN 902109042C3047
書名 健康運動プログラムの基礎
著者名 北川 薫 出版社 市村出版 出版年 2005
参考書3 ISBN 9784842065908
書名 健康生成力SOCと人生・社会
著者名 山崎喜比古 出版社 有信堂 出版年 2017
参考書4 ISBN 9784260001434
書名 健康格差社会 何が心と健康を蝕むのか
著者名 近藤克則 出版社 医学書院 出版年 2005
他科目との関連  
 講義系科目であるスポーツ・健康科学並びに保健体育学分野のS科目並びに各種セミナーとの有機的な連携を図ることでより効果が上がるように設計されています。
参照ホームページ  
 http://www2.tmd.ac.jp/artsci/taiiku/index.html