時間割番号: 000326 科目番号: 00030035
S・糖の科学
Science of Sugar
 
担当教員
勝又 敏行[KATSUMATA TOSHIYUKI]
開講時期 後期 対象年次 1 単位数 1
曜日・時間:月曜日2限(後期)
募集人数:5名
科目を履修して得られる能力(コンピテンシー):
  別表2−2)自然現象を探求するための手法を知る
  別表4−3)自然現象を探求するための基本的手法を身につける
授業の目的、概要等  
糖と聞くとまず思い浮かぶのが砂糖である。砂糖は料理などで気軽に使われ、身近にたくさんあるが、ほかにも様々なところで糖は私たちに関わっている。糖の仲間であるデンプンは米やパンの主成分であり、人間のエネルギー源として毎日の生活に欠かせないものである。食品以外でも木や紙の主成分はセルロースという多糖であり、軟膏や手術糸などはアルギン酸という多糖が使われている。このように糖はもっとも身近にある有機化合物である。分子レベルで見た時も、生物の構成成分としてもエネルギー源として使われるのをはじめとしてタンパク質、核酸、脂質などと結合して、生体内で起こる反応に重要な機能を担っていることが明らかになってきている。中でもタンパク質の多くは糖鎖の修飾をもち、生理活性や構造の維持に糖鎖が重要や役割を果たしていると考えられている。
この実習では糖の働きに関する英文のレビューを読み、糖の機能や構造に関する理解を深め、論文購読や糖鎖分析に関する実験を体験することを通して生体における糖の役割や重要性について最新の知識を勉強していく予定である。
授業の到達目標  
糖に関する基礎知識を習得し、自分で実験計画を立て実験を行い、成果をまとめることができることを目標とする。
授業方法  
実習と講義による
授業内容  
1.糖のペーパークロマトグラフィー
2.化学的な糖タンパク質の検出
3.抗体、レクチンを使った特異的な構造の検出
4.糖の組成分析
5.HPLCを用いた糖鎖構造解析
6.論文講読
成績評価の方法  
実験と演習を中心として行うため以下の通りとする。
評価:試験 0%、レポート 50%、その他(実験中の参加度や実験ノートなど)50%
再評価 有(レポート再提出)
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
実験後に考察をし、次回の実験のテーマ設定にいかせるようにすること。
参考書  
参考書1 ISBN 9784621083048
書名 コールドスプリングハーバー糖鎖生物学
著者名 Ajit Varki [ほか編],鈴木康夫, 木全弘治 監訳, 出版社 丸善 出版年 2010
参考書2 ISBN 9784897069951
書名 ポストゲノム時代の糖鎖生物学がわかる
著者名 谷口直之 編, 出版社 羊土社 出版年 2002
参考書3 ISBN 9784782705193
書名 糖鎖科学への招待
著者名 辻崇一 共著,梶本哲也 共著, 出版社 三共出版 出版年 2008
オフィスアワー  
毎週金曜日 12:00-13:00 ヒポクラテス2階化学実験準備室
連絡先(メールアドレス)  
katsumata.las@tmd.ac.jp