時間割番号: 000036 科目番号: 00010048
社会科学特論Ⅰ
Advanced Studies : Social ScienceⅠ
 
担当教員
濱本 真実[HAMAMOTO Mami]
開講時期 前期 対象年次 1 単位数 2
曜日・時間: 月曜2限
科目を履修して得られる能力(コンピテンシー):
1-3)人間の歴史的営みを理解する
1-4)異なる空間の文化を理解する
3-4)外国文化を理解する
授業の目的、概要等  
イスラームと聞くと、多くの人は中東を思い浮かべるだろうが、中央ユーラシアやロシアにも多くのイスラーム教徒(ムスリム)が居住している。
ロシアは現在では多宗教国家を標榜しているが、20世紀初頭まで、ながらくキリスト教の正教(東方正教)を国教としてきた国であり、ロシア帝国下のイスラーム教徒は、キリスト教徒を君主とする国で自らのイスラームの信仰を護っていたのだった。
本講義では、かつてロシア帝国に含まれた中央ユーラシア諸地域とロシアのイスラーム教徒に焦点を当てながら、両地域の相互関係や、日本ではなじみの薄いキリスト教の正教とイスラームという二つの宗教について学ぶ。そして、イスラーム教徒とキリスト教徒の共生という問題を考える。
授業の到達目標  
1.中央ユーラシアの文化と歴史、さらに、中央ユーラシアとロシアの深く長い関係について理解を深める。
2.キリスト教の正教(東方正教)とイスラームという2つの宗教について理解を深める。
3.イスラーム教徒とキリスト教徒の共生の歴史を、ロシア(ロシア帝国、ソ連、現在のロシア連邦)を例に理解する。
授業方法  
講義
授業内容  
1. ガイダンス
2. イスラームとは?
3. イスラーム圏の拡大
4. 中央ユーラシアのイスラーム化とテュルク化
5. キリスト教の正教(東方正教)とは?
6. ロシアのキリスト教化
7. ロシア帝国の中央ユーラシア征服(1)
8. ロシア帝国の中央ユーラシア征服(2)
9.ロシア帝国支配下の中央ユーラシア
10.ロシア革命とイスラーム
11.ソビエト政権下のイスラーム教徒
12.現代の中央ユーラシア(1)
13.現代の中央ユーラシア(2)
14.現代ロシアにおけるイスラーム教徒とキリスト教徒の共生
15.まとめ
成績評価の方法  
評価 : 試験 80 % ・ レポート   % ・ 出欠、コメントシートの回答などの平常点)  20 %
再評価: 有(試験もしくはレポート)
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
イスラーム史とロシア史の知識が乏しい受講者は、それぞれの概説書を読んで予習しておくことが望ましい。
授業の理解が難しい場合は、授業中に配布するプリントに挙げられる参考文献を利用しての復習が必要になる。
教科書  
特になし。毎回プリントを配布する。
参考書  
毎回の授業で、授業内容に関する参考書を指示する。
他科目との関連  
原則必要なし
履修上の注意事項  
原則的に3分の2以上の出席を試験の受験資格とする。
備考  
キーワード:イスラーム、キリスト教、正教、東方正教、ロシア、ソ連、中央アジア、中央ユーラシア