時間割番号: 000031 科目番号: 00010036
社会思想史Ⅱ
History of social and political thought Ⅱ
 
担当教員
 
開講時期 後期 対象年次 1 単位数 2
曜日・時間:金曜1限
科目を履修して得られる能力(コンピテンシー):1-2)、1-3)、1-5)、1-9)
授業の目的、概要等  
 人間が欲望に従い自己利益を追求する性質を持つのであれば、果たして人間は「社会」を営むことができるのだろうか。それともそうした人間観こそ見直されるべきなのか。古代以来の社会思想の探究は、近代社会の発展とともに重要度を増していった。本講義では近代以降の西洋の社会思想史を「市民社会」をキーワードに概観し、近代「社会」の中に生きる我々が、「社会」との関わりについて自覚的に、かつ自分の力で考える力を養うことを目指す。
授業の到達目標  
・近代以降の社会思想史の全体像を把握すること。
・社会について問題意識をもち、自らの力で批判的に考察する力を獲得すること。
・講義の内容を手がかりに、自分の力で文献を読み、自分の言葉で論じることができるようになること。
授業方法  
講義形式で行う。ただし質疑応答の時間やリアクション・ペーパーなどを活用し、受講生との対話を重視する。
授業内容  
 1.イントロダクション
 2.市民社会論の系譜
 3.ロックの市民社会論
 4.ロックにおける自由と寛容
 5.18世紀の文明社会論と啓蒙
 6.ヒュームとスミスの文明社会論
 7.ルソーの文明社会批判
 8.ルソーの社会契約説
 9. 19世紀の市民社会論
 10.J.S.ミルの自由論
 11.社会思想史における女性
 12.ウェーバーと近代社会
 13.20世紀の市民社会論
 14.ロールズの正義論
 15.まとめ:21世紀の市民社会
成績評価の方法  
評価 : 試験またはレポート 70% ・ その他(リアクションペーパー・授業への貢献) 30%
再評価:  有(レポート)
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
 事前に資料を配ることがあるので、その際は講義までに読んでおくこと。講義後は、講義中にとったノートや配布資料を見返すだけでなく、講義で紹介したテクストや参考文献を自分自身で読み、理解を深めてほしい。
教科書  
特定のテキストは用いない。随時資料を配布する。
参考書  
坂本達哉『社会思想の歴史―マキアヴェリからロールズまで』名古屋大学出版会、2014年。
川出良枝・山岡龍一『西洋政治思想史―視座と論点』岩波書店、2012年。
宇野重規『西洋政治思想史』有斐閣、2013年。
この他の文献については講義の中で紹介する。
履修上の注意事項  
 出欠については、出欠管理システムの記録と教員がとる出欠とを併用する。レポート提出や期末考査・再試験等の受験には、原則として3分の2以上の出席が必要である。また毎回リアクション・ペーパーを書いてもらう。