時間割番号: 000030 科目番号: 00010035
社会思想史Ⅰ
History of social and political thought Ⅰ
 
担当教員
 
開講時期 前期 対象年次 1 単位数 2
曜日・時間:金曜1限
科目を履修して得られる能力(コンピテンシー):1-2)、1-3)、1-5)、1-9)
授業の目的、概要等  
 人々はどうすれば共に生きることができるのか。西洋の哲学者や思想家は古代以来、「社会」に生きる人間のあり方について論じてきた。こうした探究は、現代に生きる我々が「社会」との関わり方を考えるヒントを与えている。本講義では「社会」に関する古代から初期近代までの西洋の代表的な思想を学ぶことで、学生一人ひとりが「社会」との関わりについて自覚的に、かつ自分の力で考える力を養うことを目指す。
授業の到達目標  
・古代から初期近代までの社会思想史の全体像を把握すること。
・社会について問題意識をもち、自らの力で批判的に考察する力を獲得すること。
・講義の内容を手がかりに、自分の力で文献を読み、自分の言葉で論じることができるようになること。
授業方法  
講義形式で行う。ただし質疑応答の時間やリアクション・ペーパーなどを活用し、受講生との対話を重視する。
授業内容  
 1.イントロダクション
 2.古代ギリシアの社会とデモクラシー
 3.プラトンの正義論と政治論
 4.アリストテレスの正義論と政治論
 5.古代ギリシアにおける政治と哲学
 6.古代ローマ共和制の思想
 7.中世キリスト教社会における政治と宗教
 8.主権概念と国家概念の形成
 9.マキアヴェッリの統治論
 10.共和主義と人文主義の展開
 11.科学革命の時代
 12.ホッブズの科学的政治学
 13.ホッブズの政治社会論
 14.ホッブズにおける政治と宗教
 15. まとめ:古代の社会と近代の社会
成績評価の方法  
評価 : 試験またはレポート 70% ・ その他(リアクションペーパー・授業への貢献) 30%
再評価:  有(レポート)
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
 事前に資料を配ることがあるので、その際は講義までに読んでおくこと。講義後は、講義中にとったノートや配布資料を見返すだけでなく、講義で紹介したテクストや参考文献を自分自身で読み、理解を深めてほしい。
教科書  
特定のテキストは用いない。随時資料を配布する。
参考書  
坂本達哉『社会思想の歴史―マキアヴェリからロールズまで』名古屋大学出版会、2014年。
川出良枝・山岡龍一『西洋政治思想史―視座と論点』岩波書店、2012年。
宇野重規『西洋政治思想史』有斐閣、2013年。
この他の文献については講義の中で紹介する。
履修上の注意事項  
 出欠については、出欠管理システムの記録と教員がとる出欠とを併用する。レポート提出や期末考査・再試験等の受験には、原則として3分の2以上の出席が必要である。また毎回リアクション・ペーパーを書いてもらう。