時間割番号: 000023 科目番号: 00010026
政治学Ⅱ
Politics Ⅱ
 
担当教員
面 一也[OMOTE KAZUYA]
開講時期 後期 対象年次 1 単位数 2
曜日・時間:月曜2限

科目を履修して得られる能力(コンピテンシー):
1-2)社会制度や仕組みについての基本を理解する
3-5)国際情勢を理解する
授業の目的、概要等  
本授業では、必ずしも政治学専攻でない学生向けに書かれた入門書を手がかりとしながら(教科書でなく参考書として)、現代政治の理論と現実を全般的に概観する。政治は生きものなので、書物には載っていない現在進行形のアクチュアルな諸問題も、可能なかぎり積極的に取り扱う。授業全体を通じて、現在の政治が直面している課題と、望ましい未来の政治のあり方について、批判的に考察を進めたい。なお本授業では、国際体制を中心に取り上げる。
授業の到達目標  
1 現代の政治理論と現実政治の動向を理解する。
2 アクチュアルな政治問題の争点を把握する。
3 現在の政治と未来の政治に関する批判的考察力を身につける。
授業方法  
講義形式で行なう。アクティヴ・ラーニングを踏まえ、質疑応答やリアクション・ペーパーの提出を予定している。
授業内容  
第1回 イントロダクション:授業の概要と進め方、教材などについて
第2回 世界の中の日本:日本の外交史と直面する諸課題
第3回 戦後日本の政治学:現実政治との交錯
第4回 ウェストファリア体制:現在の国際システムの基礎、バランス・オブ・パワー(恐怖の均衡)と集団安全保障
第5回 ナショナリズム:国際秩序を形成するのか、妨害するのか
第6回 科学テクノロジーと政治:軍事技術の発展と奇襲、核兵器はなくせるか
第7回 デモクラティック・ ピース:民主国同士は戦争しないという仮説をめぐって
第8回 人道的介入:人権擁護のための軍事介入、平和のための戦争
第9回 地域政治1 アメリカ:グローバリゼーションの光と影
第10回 地域2 EU:移民問題から排他主義へ
第11回 戦争責任問題:日本の司法、政府、市民の対応を中心に(慰安婦、徴用工裁判など)
第12回 地域3 ASEAN:東アジアの奇跡、日本の関わりと中国の台頭
第13回 環境問題と政治:関係主体や合意形成をめぐる諸困難
第14回 ジェンダーの政治:フェミニズムからマイノリティー全般の権利問題へ
第15回 期末筆記試験の予定
成績評価の方法  
評価 : 試験 80 % ・ レポート   % ・ その他(質疑応答、リアクション・ペーパー) 20 %
再評価:  有
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
復習に多くの時間を割くことを推奨する。復習の際には、ノートや資料を見返しながら、授業の全体的な流れをまず把握して、総論から各論の確認へ向かうとよい。また、復習は次回授業の重要な土台になるため、予習の意味も兼ねて、次回授業までに復習を済ませると理想的である。
教科書  
教科書を使用しない。代わりに、参考書に関連する配布資料を適宜用いる。
参考書  
苅部直、宇野重規、中本義彦『政治学をつかむ』(有斐閣、2011 年)。
履修上の注意事項  
教員自身が取る出欠を優先させる。