時間割番号: 000012 科目番号: 00010011
歴史学AⅠ
History A Ⅰ
 
担当教員
濱本 真実[HAMAMOTO Mami]
開講時期 前期 対象年次 1 単位数 2
曜日・時間: 金曜2限
科目を履修して得られる能力(コンピテンシー):
1-3) 人間の歴史的営みを理解する
3-4) 外国文化を理解する
試験の受験資格  
原則的に3分の2以上の出席を試験の受験資格とする。
授業の目的、概要等  
<ロシアとアジアの近現代史> 19世紀、アジアは「西洋の衝撃」という近代化の波に洗われ、多くの国がヨーロッパ強国の植民地、半植民地となった。ヨーロッパとアジアの間に位置するロシアは、西欧より遅れたものの、アジア諸国より早く近代化を成し遂げ、中央アジアを植民地化することに成功した。しかしロシアでは、1917年に社会主義革命が実現し、西欧とは異なった社会が作り上げられていった。そして20世紀は、資本主義国対社会主義国という構図で世界が動き、ソ連崩壊後の21世紀は、「アジアの世紀」と言われている。このような、西欧諸国中心の19世紀から、資本主義・社会主義陣営対立の時代を経て、アジアが台頭するという現在までの歴史の流れを、ロシアとアジアを軸に深く理解することは、現代世界を理解する上で重要な視座を与えてくれる。講義では、「西洋の衝撃」のはじまりからソ連崩壊によって大きく変化するアジアの近現代史を、ロシア、ソ連の動きに注目しながら考えていきたい。
授業の到達目標  
1.近現代史を、個々の事件の積み重ねとしてではなく、構造的にとらえられるようになる。
2.現代社会の成り立ちを理解することにより、今後の国際情勢の動きについてある程度の見通しを得られるようになる。
授業方法  
講義
授業内容  
1. ガイダンス
2. なぜ19世紀は「ヨーロッパの世紀」になったのか?
3.「西洋の衝撃」とアジア
4. ロシアの近代化と社会的な歪み
5. 第一次世界大戦とアジア
6. ロシア革命
7. 戦間期のロシア
8. 戦間期のアジア
9.第二次世界大戦
10.冷戦
11.アジア諸国と社会主義
12.ソ連崩壊
13.イスラームとアメリカ
14.中国の台頭
15.まとめ
成績評価の方法  
評価 : 試験 80 % ・ レポート   0% ・ 出欠、コメントシートの回答などの授業への参加度)  20 %
再評価:有(レポート)
成績評価の基準  
「東京医科歯科大学全学共通科目履修規則 別表2」による
準備学習等についての具体的な指示  
近現代史の知識が乏しい受講者は、本シラバスに「参考書」として挙げた文献を読んで予習しておくことが望ましい。
授業の理解が難しい場合は、授業中に配布するプリントに挙げる参考文献を利用しての復習が必要になる。
教科書  
特になし。毎回プリントを配布する。
参考書  
木畑洋一『二〇世紀の歴史』 岩波新書、2014年
三谷博他編『大人のための近現代史 19世紀編』 東京大学出版会、2009年
和田春樹他著『東アジア近現代通史――19世紀から現在まで(上・下)』岩波書店、2014年
履修上の注意事項  
出欠については、出欠管理システムの記録と教員がとる出欠とを併用します。
備考  
キーワード:ロシア、アジア、ソ連、近代化、革命、社会主義、イスラーム