バイオメカニックスの研究

バイオメカニックスの研究

研究担当者:横山直幸、博士課程2年、日本学術振興会特別研究員DC1

 血球バイオメカニクス、バイオレオロジー、溶血・血栓形成メカニズムの研究:人工臓器内で発生するせん断応力・流れによる血球(赤血球、白血球、血小板など)の変形、破壊、凝集・凝固に関する理解を深め、流体力学的、機械工学的、生化学的観点から、生体適合性に優れた人工臓器の実現を目指す。また、内分泌・代謝内科との共同研究として、血球バイオメカニクスの観点から、糖尿病の合併症に対する新規的な診断・治療法開発を目標とする基礎研究を行っている。

血球バイオメカにクスの実験装置。スライダークランク機構を用い、スライドガラスを往復運動させ、30ミクロンの間隙内に封じた血球にせん断負荷を掛け、血球の変形能を顕微鏡下で観察し、高速ビデオカメラで撮影し、解析する仕組みである。