大学院医歯学総合研究科
東京医科歯科大学
image_1 教育研究内容・指導教官
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image_3 概要 専攻・講座・分野名 教育研究内容・指導教官 大学院室

専攻系名

大講座名

専攻分野名
及び指導教官

教育研究内容

認知行動医学系

生体環境を神経システムで認知し、脳機能、生体臓器機能、さらに免疫機能へと応答する生体機能と、その変調による神経・脳行動病態の病態解析と診断・治療法の教育研究開発を行う。
システム神経医学

認知行動医学のうち、神経システムによる生体環境認知を中心とした教育研究を行う。生体環境からのシグナルを受容するための感覚器、シグナルを伝達する神経系の受容システム、伝達システムの解明と、それらシステムの破綻による疾病の病因の解明及び診断法と治療法の教育研究開発を行う。
中枢神経解剖学
教授
中 村 泰 尚
中枢神経系の多様な機能を発現させるための基本となる事柄を教育し、研究面では、例えば運動機能、自律機能発現のための諸回路の形態学的な解明を目指す。方法論的には、神経解剖学の手法が主となり、神経科学の他分野の知識を導入する。
システム神経
機能学
教授
篠 田 義 一
脳は、ニューロンからなる巨大なシステムであり、優れた情報処理装置である。動物は、外界からの感覚情報を分析し、運動情報に変換して、適切な行動を行う。この情報処理は、脳の異なる領域で分散的に、しかし階層的な秩序を持って行われている。神経生理学的、心理学的、神経薬理学的及び神経解剖学的な分析的アプローチによって、このシステムの動的神経回路網を明らかにするとともに、計算論的、工学的な合成的アプローチを行って、脳における情報処理メカニズムの基本動作原理の解明を目指して教育研究を行う。
視覚応答調節学
教授
望 月 學
ヒトの神経系の一部としての視覚系における正常の発生、成長及び老化の過程を研究の対象とする。電気生理学と生化学的手法を駆使して、成長の各時期及び疾病に伴う視覚刺激に対する基本的な反応とその調節の変化を分析する。この研究に基づき、眼疾患の治療に関する教育を行う。
聴平衡覚応答
調節学
教授
喜多村 健
諸種の感音難聴を含む聴覚系の応答調節機構につき、生理学的及び分子生物学的な教育研究を行う。また、単に聴覚系の音のシグナルの伝達様式のみならず、ヒトにおける言語の認知機構についても教育研究を行う。体平衡機能については、めまい・平衡障害の形態及び機能の関連性の教育研究と共に、宇宙医学における体平衡維持機能の生理学およびその障害についての教育研究を行う。
認知システム学
教授
田 中 光 一
外界を知覚・認知することは、感覚器を通して取り入れた情報が、最終的には脳に一連の神経活動を引き起こすことで営まれる。認知的活動と神経系の活動との対応関係について、先端的、学際的な教育研究を行う。
行動制御学
教授
井 上 昌次郎
生体は高次制御系の集積体として個体レベルで多様な行動を発現させている。例えば睡眠覚醒の状態変化を対象に、脳科学や生体理工学の手法を駆使して、行動を多角的・学際的に教育研究を行う。
脳行動病態学

認知行動医学のうち、特に記憶と学習、認知と行動、個性と心、情動など脳機能を中心とした高次機能とそれの破綻による疾病の病因解明及び診断法と治療法を教育研究開発する。
高次機能薬理学
教授
田 邊 勉
記憶と学習、認知と行動、意識の発生、個性とこころの問題など脳機能には今だ未知のものが多い。一方、より複雑化し平均寿命も延びた現代社会においては、種々の神経疾患の原因究明と治療・予防法開発の必要性は高い。本分野では脳の情報伝達において中心的な働きをしている神経伝達物質受容体、G蛋白質、イオンチャネルの生理機能と調節機構の分子メカニズム、正常な脳機能の基盤となる神経細胞の正確な配置と神経ネットワーク形成機構、そして神経薬理学的に中枢作用薬の作用点となる大脳皮質における情報伝達機構等を基本的テーマとして教育研究を行い、脳機能の分子・細胞レベルでの理解と動物個体におけるシステムレベルでの理解の統合をはかる。
脳神経機能病態学
教授
水 澤 英 洋
ヒトには、高頻度の脳卒中や痴呆からまれな変性疾患まで多彩な神経疾患が存在し、中枢神経、末梢神経、自律神経、筋に至るまでの広範囲の神経障害をきたす。本講座では、これらの広範な神経疾患を対象に、分子伝達・生物学、免疫学、遺伝子・細胞工学等の手法を用いて、その原因や発症機序の解明と新しい治療法の確立を目指して教育研究を行う。また分子レベルの研究に関連してPET、MRI などによる統合的脳機能の教育研究あるいは最適なQOL を目指したケアやリハビリテーションを含む統合的神経治療システムの教育研究を行う。
精神行動医科学
教授
西 川 徹
人間の神経及び行動の様態について広範に教育研究し、特に行動の異常をもたらす精神障害の成因を明らかにし、治療及び予防について教育研究する。精神分裂病や感情障害だけでなく、パニック障害や強迫神経症についても、家族内集積を示すことから遺伝的要因の関与が想定されている。しかし精神疾患の遺伝要因の解明には、病前性格や脆弱性を含めて遺伝子解析をする必要がある。そのために画像解析、生化学的解析及び精神病理学的解析を用いて、精神疾患の病態を明らかにし、病因解明の基礎を作る。
脳神経機能外科学
教授
大 野 喜久郎
脳の高次機能は、腫瘍、血管障害、外傷、奇形など様々な病態により侵襲を受ける。これを外科的手段により修復を図るのが本分野の一義的な目標である。このため、正常・異常時の高次脳機能の解明、これに関わるあらゆる病態と可塑性の究明及び中枢神経の機能修復の可能性の追求が本分野における教育研究の対象となる。
神経病理学
教授
桶 田 理 喜
神経系を侵す色々の疾患では、各々の病因とそれが作用する組織の機能と構造の特殊性に基づいて、それぞれに特徴的な機能的及び器質的異常が生じる。本分野ではこれらの疾患の病因とそれによって引き起こされる器質的病態の発生機序を形態学的手法の他、生理学的、生化学的さらには流体力学などの生物物理学的手法を用いて教育研究し、疾患の治療や予防に資す事を目指す。病理学の分野では形態面を重視して教育研究するのが伝統的立場であり、これは分子生物学隆盛の現在でもそれと同等に必要不可欠であり、当分野でも神経系の形態変化を教育研究の立脚点とする。

口腔機能再構築学系 全人的医療開発学系
顎顔面頸部機能再建学系 認知行動医学系
生体支持組織学系 生体環境応答学系
環境社会医歯学系 器官システム制御学系
老化制御学系 先端医療開発学系

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